こんなホームセンターは〝ジョイだけ〟人から愛される理由

「ジョイになかったら諦めるよ。」西村ジョイを利用するお客様の声だ。商売人にとっては最高のほめ言葉だろう。地域密着型をうたうお店は多いが、これほど忠実な形にしているホームセンターを見たことがない。取り扱っていない品を、お客様が希望すればすぐに取り寄せ、要望があればお店に置き、蛇口の取り付けなどの小さな工事もすぐに現場へ直行する。創業当時から「お客様の要望はすべて受けとめる」というスタンスが、愛されている理由のようだ。元旦には、福引付きの餅つき大会を開催し行列ができるほど盛り上がる。リフォーム相談会では毎月、豚汁やコーヒーなど、無料サービスを提供して喜ばれている。ホームセンターを越えたサービスが、お客様との信頼関係を作り、家族のような関係を築きあげている

勢いあるリフォーム事業に「提案型」をプラス

全国に点在するホームセンターのリフォーム提案では、カタログや資料を参考に、商品を変更・追加する「物的解決」が多くみられるが、西村ジョイさんは、その上の「提案型」リフォームに力をいれている。お客様のイメージを拡げ、要望に合わせたプランを練り、図面に起こしていく。施工後のトータル・イメージが伝わる、わかりやすい提案の形が提案リフォームの姿だ。「快適な住まいづくりをお手伝いする」西村ジョイさんが目指す理想の形でもある。

ホームセンターがプロとして本気を出した！

これまでのホームセンターが行う「提案型リフォーム」は、作業効率の悪さが問題視されていた。提案には手書きのスケッチが大半で、修正も含めると手間と時間が掛かっていた。しかし、西村ジョイさんは、ＣＡＤを活用することにより、この問題の解消を目指している。ＣＡＤは、簡単な操作性が特長の「バージョン10」と、データを一括して管理できるクラウドシステム「e-Board」を使用している。「バージョン10」は、《素早い》提案を実現。大型物件が決まりやすくなったと云う。今では、ちょっとした修正なら、２～３分後にその場で再提案できるようになった。実物に近いものを見せることができ、お客様にとっても「安心」をキッチリ引き出せている。また、「e-Board」では、数千件のお客様情報をデータ管理し、クラウド化する準備を進めている。データ化することで、お客様を動かす販促情報を発信することができる。リフォーム相談会など、定期的に店舗へお誘いし、精一杯のおもてなしができるようになると、スタッフ全員が意気込んでいる。ホームセンターの一番の強みは、お客様との信頼関係。お客様ひとりひとりに向き合う提案型リフォームが加わったことで、モノ販売から、「心を射止める」おもてなし販売へ、真の意味での地域密着型ホームセンターが誕生したと云えるのではないだろうか。