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【デザイン】 設計室便り
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国際ガーデンEXPO2014:ガーデン・エクステリア編
国際ガーデンEXPO2014オーセブンブース
さる10月14日から16日の3日間、幕張メッセで行われた、リード・エグジビション・ジャパン主催のイベント、国際ガーデンEXPO。既にご報告しましたように、オーセブンも出展いたしました。

第8回国際ガーデンEXPO出展のご報告

ご来場いただいた皆様には、改めてお礼を申し上げます。


さて、オーセブンの出展概要は、既にお伝えした通りですが、本稿では、さらに詳細に、会場の様子をお伝えしていきたいと思います。幕張メッセの4〜8ホールを目いっぱい使い、ガーデン、フラワー、ツール、農業資材と関連ジャンルにまたがった複合展示会。きっと異分野でも業務のヒントや参考となる商材や技術があるはずです。

それでは、まずは国際ガーデンEXPO エクステリアゾーンを中心に見ていきましょう。
国際ガーデンEXPO2014 幕張メッセ
ガーデン建材のタカショーブース。オーセブンのすぐお隣にありました。新商品のエバーアートボードをアピール。耐候性、施工性、そして美観に優れた外装材です。
ガーデン建材のタカショーブース。オーセブンのすぐお隣にありました。新商品のエバーアートボードをアピール。耐候性、施工性、そして美観に優れた外装材です。
国際ガーデンEXPO2014Aこちらも新商品。発売されたばかりのアルミ形材フェンス エバーアートフェンス センシア。
そのお向かいには、石材をフィーチャーしたモデル庭園ブース。造園資材館、愛知県の竹藤商店ブースです。
ポンドシートと水中ポンプは、グローベンのEcoX。
この透明パネルの向こうでは、ベトナムの職人さんによる、ノミギリ加工の実演が行われていました。
コンクリート製品のサイコン工業ブース。主にパーキングブロックとガーデン立水栓 ネオストーンシリーズ ガーデンウェルを展示。
コンクリート製品のサイコン工業ブース。主にパーキングブロックとガーデン立水栓 ネオストーンシリーズ ガーデンウェルを展示。
魔法の砂利安定材 グラベルフィックスのヤマチコーポレーションブース。ポリプロピレン製で駐車場にも使えるようです。
LED照明の日動工業ブース。手前で輝くのは、LEDイルミネーションツリー 「輝樹(かがやき)」。イベントやショールーム向きですね。
除雪機と蚊取り装置を取り扱うヤナセ産業機器販売ブース。一見縁のなさそうなこの二つに共通するテーマは「安全」。特に蚊取り装置は、デング熱対策として注目を集めているそうです。蚊を集めるには、プロパンガスの燃焼で二酸化炭素を発生させるとのこと。
ゴム製床材のヒロテック。ユニロール ラバーフロアは古タイヤのリサイクル。トレーニングジムや子供の遊び場などに。
輸入石材の脇田石材。今回も欧州をはじめとした海外の石がたくさん展示されていました。写真はヨーロピアン蝋燭立て。墓石を取り扱う関係で、洋風のお墓用とのこと。おしゃれですね。
輸入石材の脇田石材。今回も欧州をはじめとした海外の石がたくさん展示されていました。写真はヨーロピアン蝋燭立て。墓石を取り扱う関係で、洋風のお墓用とのこと。おしゃれですね。
千葉のエクステリア・ガーデン資材メーカー 旭興新ブース。人工木のデッキ、スクリーンを展示していました。
人工木デッキ 「麗樹(れいじゅ)」。
ユニット式の人工木ボーダーフェンス。後ろにはラチスタイプもありますね。
主に水槽用クーラーやポンプ、クリーナーを扱う、ゼンスイのブース。ここではウォータープランツセットや各種小型池セットを展示してました。ホームページを見ると、活け魚水槽から、爬虫類用のライトまで取り扱ってるんですね。奥が深い。
Samko Timber のWPCエコデッキ材「Heveatech」展示ブース。こちらはなかなか面白い素材でした。 / /
Samko Timber のWPCエコデッキ材「Heveatech」展示ブース。こちらはなかなか面白い素材でした。 / /
天然木使用のデッキ材なんですが、その原料はゴムの木。インドネシアなどで栽培され、ゴムを採取された後の利用促進が求められているとか。
このゴムの木を薄くスライス(右)、その後フェノール樹脂を浸透(左)させます。これで素材としては耐久性も上がり強固に。
そしてそれを積層。いわゆる合板となるわけです。合板というと剥離が心配になるわけですが、既に欧州では十分な実績もあるとか。断面に見えるこの積層による木目がけっこう面白い表情見せています。この先楽しみな素材。
木製ガレージドアのワールドガレージドア。ガレージドアと自動散水システム「ウォーターガーデン」を展示していました。
島根県にある協栄ファスナー工業のブース。ホースのクランプなどを製造するメーカーさんですが、今回のメイン展示は…
島根県にある協栄ファスナー工業のブース。ホースのクランプなどを製造するメーカーさんですが、今回のメイン展示は…
「添木結束クランプ」。街路樹の二脚鳥居支柱などで、通常はシノなどを使って番線結束を行いますが、そこをクランプ金具で簡単スムーズに取り付けられるようにしたもの。レンチ一本で簡単結束可能です。街路樹の植栽工事などでは、一日数百箇所結束なんてざらにありますから、これはかなりの省力化につながりそう。
ATOM CORPORATIONのガーデン用作業アイテムブランド  g−style ブース。 / /
ネオプレーン製のおしゃれなブーツ グリーンマスター。アウトドアスポーツにもいけますね、これは。
g−styleのガーデニング用グローブ各種。コンセプトは「快適」 「スタイリッシュ」。 /
防草シート ザバーンでおなじみのグリーンフィールドブース。各地で増えてきたメガソーラーのローメンテナンスにも有効です。農業関係者の参加も多い本展示会では、RCF防根防竹シートも注目されていました。
防草シート ザバーンでおなじみのグリーンフィールドブース。各地で増えてきたメガソーラーのローメンテナンスにも有効です。農業関係者の参加も多い本展示会では、RCF防根防竹シートも注目されていました。
中国のPANYA METAL PRODUCTS。アイアン製ガーデンファニチャーのメーカーです。海外のバイヤー、メーカーも多数出展していました。
室内・屋外塗料のユニオングローバルソリューションブース。水性塗料「水性タフウッド マニキュア」と「水性タフウッド コスメ」を主にご紹介。
こちらは、今流行のエイジング風に仕上げたもの。
マットな仕上がりのこちらは、コスメでしょうか。水性ウレタン塗料なので、耐候性も屋外用として十分高いです。
総合電機メーカー パナソニックのブース。こちらでは、主に植栽用LED照明を展示していました。
総合電機メーカー パナソニックのブース。こちらでは、主に植栽用LED照明を展示していました。
気になったのはこちら。彩光色LED。食材やインテリア、植栽を美しく引き立てるLED照明シリーズ「美ルック」と同系の技術を使ったシリーズ。お花本来の色も色鮮やかに表現できます。
淡路瓦工業組合ブースでは、瓦を使ったガーデン素材を多数展示。手前はIBUSHI BLOCK。和モダンなエクステリアに。
トラディショナルな笠塀。割り肌ボーダー瓦はタイルのように張物として。
昔ながらの瓦作りの方法で製作したエクステリアサイン VASARA。色の違いは温度と酸素の調整で行っているとのこと。
ワールド測量設計の、樹木腐朽診断ツール、その名も「ぽん太」。実演していただきましたが、非常に面白い。従来は樹木医の経験に頼っていた樹木の腐朽診断。木槌で幹を叩き、その音のスペクトルを瞬時に解析することにより、中に空洞があるかどうかを判断。ちゃんと樹種ごとの特性も記憶されていて、違いに対応するという。危険な街路樹や公園儒を判定しなければならない時など有効そうです。
ワールド測量設計の、樹木腐朽診断ツール、その名も「ぽん太」。実演していただきましたが、非常に面白い。従来は樹木医の経験に頼っていた樹木の腐朽診断。木槌で幹を叩き、その音のスペクトルを瞬時に解析することにより、中に空洞があるかどうかを判断。ちゃんと樹種ごとの特性も記憶されていて、違いに対応するという。危険な街路樹や公園儒を判定しなければならない時など有効そうです。
水車を展示していたのは、有限会社ニッチ。民芸風のミニチュア水車、水車小屋や、なんときちんと発電までできる水車まで。あるいはソーラーと組み合わせて動く水車と、とことんまでの水車へのこだわり。
こちらは、実は少し離れた国際フラワーEXPOに展示のあった、ワン・イレブン(日本ポリ鉢販売)のブースです。テーマとしてはこちらでご紹介したほうがよさそう。屋外設置可能なアルミ製(一部ステンレス)ペット用ケージ。組み立て設置も簡単。お庭にドッグランとまではいかないが、ドッグサークルなら、というお宅にはちょうどよさそうなアイテム。
ガーデン・エクステリアコーナーへ戻ります。こちら、タカショーのもうひとつのブース。べジトラグなどのプランターを展示していました。
お年寄りでもひざを曲げずに立ったままガーデニング作業のできるべジトラグ。車椅子もひざが入り込み近くで作業することもできます。介護分野での採用も期待されています。
とまれ、普段のお仕事でなじみのあるメーカー、商社もあれば、縁のなかったメーカーもあったかと思います。トレンドとしては、より多様化、ニッチに向かう傾向が強くなってきてるように思いました。また海外のバイヤーも参加していて、輸入商材が本当に豊富になってきました。反面、国内の他ジャンルで技術のあるメーカーが参入してきていたりと、そちらも面白い。

さて次回は、同時開催の「国際フラワーEXPO」、「国際農業資材EXPO」、「国際道工具・作業用品EXPO」、「国際次世代農業EXPO」からピックアップしてご紹介していきます。お楽しみに。→国際ガーデンEXPO2014:フラワー・ツール・農業編