オーセブンCAD設計室からのお便りです。
特集!!ベルギーアンヌヴォア城のお便り第一弾お届けします。
アンヌヴォア城は ベルギーの首都ブルュッセルから東南へ 約65Km。
随所に噴水を配した12ヘクタールの城 現在は観光庭園。
もともと17世紀にアロワ家がここに城を建てたのが始まり。
1758年にシャルル・アレクシ・ド・モンペリエが城主となり(フランスやイタリアを旅して城や庭園の知識を深めた)ここにたくさんの噴水のある庭を作った。イタリア式、イギリス式、フランス式庭園など区画に分かれた庭を作りました。
敷地は ミューズ川が大きく蛇行して流れるその 川に 流れるこむ谷筋に位置します。東側に ミューズ川が流れています。西南方向が高い地形になっています。
L字型の細長い高低差のある敷地。 その中程の位置に 城が建っていました。
入口は 一番下の池のほとりにありました。地図の丸1です。この場所から右手に入っていくことになります。
地図拡大
真ん中に小砂利の白い径 両側に芝生 シンメトリー 4つの噴水。高い生垣で囲み 先に期待感を持たせながら 庭に導く常套手段。進むと 上の池に 雛を連れた白鳥が目を楽しませてくれました。生垣の隙間から 次の噴水が見え隠れしていました。
この道の先に高い生垣があり 視線の幅を狭めさせ 先にある噴水に目線をくぎ止めにします。
道は少し上り勾配になり 小川を渡ります。振り返ると左手になだらかな芝生の庭が広がっています。帰りの道の楽しみを予感させています。そしてまた 道の右手には 噴水が見えてきました。
この噴水は 山裾の道に沿って流れる小川に変化をつけている。 扇型で 18世紀の当時では珍しいもので 「海神ネプトゥヌスの袖飾り」とよばれていると 日本語の案内パンフレットに出ています。横から見ると 平板に見えます。
地図丸2拡大
この庭で一番の大噴水です。地図丸3 この噴水を眺めるためにベンチが置かれていました。地図丸4 シンメトリーに構成された滝(フランス古典主義の典型的なもの)の上に置かれ、 滝の音を聞きながら 大噴水が見られるようになっていました。
地図3と4拡大
楽しんでいただけましたか?この続きは、また次回ご紹介いたします。