ベルギー便り【アンヌヴォア城 4 】
みなさんこんにちは。夕方はすこし涼しくなってきたでしょうか。
図面サービスは今日も大忙しです。オーセブンCAD設計室からのお便りです。
ベルギー特集!!アンヌヴォア城のお便り第四弾お届けします。
長い水路の始まるところに 2段の小滝がありました。 この滝は 波型の台(木製)を設けて ゆるやかな曲面をもった滝(水のテーブルクロスと呼んでいる)を作っていました。地図丸16 あたかも 水は 泉によっているかのような 演出です。静かに気持ちを落ち着かせる演出です。
前に花壇を配し やさしい気分にした所に あるのが 納骨堂でした。地図丸18
泉や河川,湖沼を司るローマ神話のネプチューンが洞窟の中に。(解説書に17〜18世紀のイギリス、フランス、イタリア庭園を飾る模造洞窟の典型とあります。)地図丸19 ハスの池に繋がる 小さい池がある。鏡とよばれる 池と噴水である。地図丸9。噴水は庭全体で 50ほどあるそうです。ほんとに 噴水が好きだったのですね。 噴水の水源まで登ります。水源は10mほど高い位置にあります。地図丸20。S字のゆったりした上り坂を行きます。途中、ベンチがおいてありました。坂の途中から 館を見ることができました。この庭は 視線の高低差が作り出す面白さがあります。自分の歩いてきた庭をほかの場所から確認できるのは 多面的に見る面白さをあじわうことができます。 水源は 細長い貯水池となっていました。水路と平行にロングウォークがまっすぐ延びていました。流れはほとんど感じられません。そのためか 水草がたまって 奇麗とはいえない状態でした。高いところから ハスの庭と 生垣で囲まれたフランス式庭園の配置がよく見ることができました。 ロングウォークから見た館は静かに水に映っていました。 この建物の外壁面は ゆるくカーブしています。庭の設計の軸は (弓のように) 谷のカーブに合わせてありました。その庭の軸と建物が 同じカーブにあうようになっています。芸が細かいですね。 水路の先は さらに丘になっていて 傾斜する牧草地には動物が放牧がされていました。この水源の水路は 動物たちが迷い込まないための段差(ha-haとイギリスではいう)の役目をさせているのでしょう。 300mのロングウォークが終わるあたりに 高い生垣が見えてきます。 その切れ目の隙間から 噴水がみえました。期待を抱かせ その生垣の中にはいると そこには 開放的な庭が 広がっていました。地図丸21。