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インターネットが普及して早20年。便利になった反面、技術を悪用するウィルス被害は後を立ちません。・・・感染ルートもいろいろで、いま一度、正しく理解する必要がありそうです。

■さわらなければ感染しなかった・・・
ウィルス被害に遭わないようにするのに最も効果的なのは「近づかない」「触らない」ことです。
◆あやしい実行ファイルは触らない
◆知らない人からのメールが飛び込んできて、添付ファイルが付いていても決して開かないこと。
◆あやしいインターネットサイトには行かないこと。
基本的にこの3点を守れば何をしなくとも感染しないのが「今まで」でした。もちろん今でも重要な対策です。しかし、確実ではなくなったのです。
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■普通の使い方でも感染する可能性が出てきた・・・
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◆インターネットの普及により、新商材の情報チェックや仕事のやり取りをメールで行う、ブログを読むなどインターネットで出来ることは業務に無くてはならなくなりました。
◆昨年から、そして現在も、普通の無害のサイトを見に行くだけで、ウィルス対策ソフトが警告を表示するということが発生しています。
◆これは、そのサイト内に表示されている広告がウィルスに感染したために起きた問題です。
◆広告も普通の有名広告で見た目には何が問題なのかまったく分からなく、また広告自体は一箇所にありながら表示するサイトは複数あるというのが被害を広げた原因といわれています。
◆ポイントは直接パソコンを狙ったウィルスではなく、無害のサイトをこっそりと有害に変え、パソコンを攻撃してきている点です。
◆セキュリティホールを突いてきているので、セキュリティに甘いパソコンでは、メールの添付ファイルを開いてしまったのと同じ効果があります。
◆この例では、FlashPlayerを最新に更新することで対策できますが、その他にもPDFファイルに感染するタイプやエクセルに感染するものなど、データファイルなのに開くと感染してしまうものが多数出てきました。
◆従来のおかしな実行ファイルは開かないだけでは、このようなタイプのウィルスには対応できません。
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■パソコンを常に最新状態にすることが必要・・・
◆ウィルス対策ソフトの導入は非常に重要な防御のひとつですが、何よりもまず、お使いのシステムを常に最新状態にすることが必要です。ウィルス対策ソフトもシステムが最新状態であることを前提に作られています。
◆第一にWindowsUpdateの実行。
ウィンドウズは多機能で基幹部分であるがゆえにウィルスが作られやすい部分です。普通にセットアップするとタスクバーの右下に黄色い盾のマークが現れたらWindowsUpdateをする必要があるということになります。ダブルクリックをして、インストールをしてください。
◆◆Windows7をお使いの方:コントロールパネルの中にあります
◆◆それ以前をお使いの方:http://update.microsoft.com/windowsupdate/v6/default.aspx?ln=ja
◆次にadobeのUpdate。近年adobeは多様な機能追加を行った反面、セキュリティが低下しました。FlashPlayerなどはインターネットを円滑にするためにインストールされ使用されていますがこのFlashのアップデートを行っている人は少ないと思われます。
最新版では現在出回っているウィルスをすべて防ぐことができるようになっています。adobeのサイトで最新版を入手してインストールしてください。
Adobe Flash Playerのバージョン 10.0.42.34
http://get.adobe.com/jp/flashplayer/

Adobe Reader 9.2
http://get.adobe.com/jp/reader/


■ウィルス被害を防ぐために・・・たまの5分の更新を!
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◆基本的にはアイコンを表示してくれるWindowsUpdateだけは常に行い、たまに使っているソフトのUpdateが出ているかチェックするだけで、ほぼ防げます。
◆必要以上に怖がることはありませんが、大事なことはウィルスの怖さを常に意識することだと思います。ウィルスに感染したらOSのインストールからすべてをセットアップし直さなければなりません。
◆データがなくなってしまう可能性も、更に流出してしまう可能性もあります。ウィルスに感染したら数日間も仕事を棒に振ってしまうことを考えれば、たまの5分の更新時間は決して長いものではありません。