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このところ すっかり春めいてきました。お出かけにはいい季節になってきました。
東急東横線 代官山駅から歩いて5分 重要文化財 旧朝倉家住宅があります。
大正時代の和風住宅として 関東大震災、第2次大戦でも消失を免れ 現在は渋谷区の管理で一般に公開されています。


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代官山に建築家槇文彦が 代官山ヒルサイドテラスA・B棟を設計し 渋谷に続くおしゃれな街になったのは 1970年初めのころでした。面白い建築や街並みがどんどん開発され 第6期工事としてF・G棟が完工したのが1992年でした。(上・右の写真)そのヒルサイドテラスのオーナーが所有していたのが朝倉家住宅で、隣同士です。





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門から入ると 広めの前庭・アプローチ。 この時代から敷地内に車庫。砂利敷きに面白い金物が(ステンレスのフラットバーで作られていた)歩きやすさと音を少なめにしてくれました。これいいですね。(クリックすると拡大表示します)




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このお屋敷は 無骨な大きめの石が 敷石に使われていました。朝倉寅治郎は材木店で働いたとあります。材木には詳しかったのでしょう。建物内部の木材は素晴らしいものがありその片鱗が伺えます。
石は人まかせだったのかもしれませんね。武蔵野の無骨さの味がある庭ではないでしょうか。


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この庭には たくさんの灯篭があり 燈籠博物館のようです。いろんな形の灯篭がみられます。もう少しありましたが主なものを掲載しました。(小さい写真をクリックして見てください)傾斜がある庭なので 灯篭で明かりをともして客人をもてなしたのではないでしょうか。





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観覧案内のパンフレットには 崖線という地形を取り入れた回遊式庭園で、石灯籠などの添景物が多く配置され、春はツツジの花や新緑を、秋はモミジなど・・・・・とありました。
前庭、主庭、中庭から構成され、中庭には池がありました。母屋は凹型の構成で 張り出した両側の和室と真ん中に大広間というプランです。
父親が明治二年に精米業をはじめ、米穀販売や土地経営により発展、白米商として東京一であったという。後に東京府議会議長や渋谷区議長を歴任する。この家のプランの性格を物語っています。

庭を見に行くには スニーカーがお勧めです。ハイヒールはちょっとキツイですね。