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シドニーの住宅市場は バブル状態で 燃え上がっています。その住宅販売を支えているのが住宅展示場です。
その展示場は日本とアメリカの折衷案的なビジネスモデルで 実に合理的・経済的に考えられています。
このビジネスモデルなら 日本の中小の住宅工務店でも展示場を持って営業展開できるのではないでしょうか。



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シドニー都心から北西に直線距離で30KmにあるHomeworld Village住宅展示場
シドニーのビルダー36社が協力して120棟の住宅を建てています。
世界で一番大きい住宅展示場だということです。確かに日本にも120棟というのは聞いたことがありません。

住宅展示場の宣伝は 共同のホームページが活躍しているようです。土曜日曜は たくさんの家族連れが来場するということでした。
事前にホームページで情報提供することで 早い判断ができるようになります。
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展示場にある全ての住宅は 分譲住宅としてすべて完売しており入居者が決まっています。その家を建てたビルダーが展示場として借り受けて運営するのが このビジネスモデルの特徴です。

つまり 建てて売って それを借りて みんなで展示場を開きます。このモデルなら 日本方式より無駄がなく安上がりです。つまり地元の中小の業者も展示場を持てるということになります。



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6軒程をフェンスで囲み1つのグループにします。その中の一軒を事務所にして 受付(中年のおばちゃん)を置き来場者を案内します。展示場に出入するには 必ず事務所を通ることにになります。
つまり借り物ですから ちゃんと管理することも事務所の役割なのでしょう。もちろん お客様の連絡先などを聞く営業活動も共同でやることができるようにしています。 






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展示場が終了すれば 管理上のフェンスやアプローチは改修されます。
しかし 樹木や芝生などはしっかり管理されて入居する時には綺麗に出来上がっているいうのもなかなかいいものです。


この方式が優れているのは ビルダーとその住宅を紹介する「ポータルサイトとしての展示場ホームページ」があるからではないでしょうか。オーストラリアでも 不動産や住宅の売買には インターネットを活用しています。
住宅を探す側からすれば いろいろなタイプがあれば選択し易い。しかし 120棟見て回るのは 大変です。
ホームページで住宅や業者の下調べができることで 効率的で利用しやすい住宅展示場になっていると云えるのではないでしょうか。