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保育所に我が子を入れるために、2年間手続き書類を書き続けている知人がいます。参院選の国家予算が436億円では足りないというのを聞いて、これが技術国日本の現状なのかと嘆かわしく思う。

 日本の都道府県下にある市は、786市。参院選費用として、各市は5000万円余を国家予算から割り当てられるそうですが、各市ともに、事業仕分けによる90億の予算削減で、選挙管理人を減らしたり、投票所の設置数を減らすなど赤字スレスレの選挙だといわれています。

 そのなかで、「正確さと迅速さが一緒に求められる開票作業だけは、人件費を減らせない」、そのために「票の自動読み取り機の導入」・・・などが、予算削減といわれつつも、検討された選挙になっています。
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 毎日新聞によれば、
21回(前回)参院選で、最も遅い開票結果をだした選挙区が岡山市。前回の選挙後、県は「開票事務合理化に関する研究会」を立ち上げ、開票作業の環境整備策(冷暖房設備・作業しやすい開票台の選定・投票用紙を分類するためのカラーバック・作業しやすい運動靴などの着用など)をまとめ、今回の22回参院選では、票の自動読み取り機44台から92台に増やして開票の短縮化を目指すと報道していました。
■選挙もインターネット・・・クラウド時代ではありませんか。

迅速な開票作業とはいっても現状は、開票を見守る人、投票用紙を投票箱から出す人、票を種類別に束ねる人、票を読み取り機に入れる人、票数を書きまとめる人、投票用紙を投票箱にしまう人、・・・すべて人の手による開票に他なりません。

自宅からの投票は、本人確認の難しさから非現実的ですが、投票所からのインターネット投票は、やってやれないことはないと思います。最も時間と費用がかかる開票という後行程を考えると、一瞬にして投票数を仕分けし、集計するなど、技術国日本の知恵が活かせる分野ではないでしょうか。

保育所の増設など、必然性のあるところに税金が使われるように、切に望みます。