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読売新聞のナベツネ会長が 「Twitterを全面禁止」だと云ったとか云わないとか。ナベツネ氏は昨年、Twitterを「思想体系のない断片的言説」だと批判しました。最近、社員のTwitterは禁止だと云ったというのは 威を借る側近がやったということのようです。しかし 新聞、TVにとっては Twitterは気になる存在のようです。


チュニジアでは、フェースブックやツイッターの呼びかけでドラマ大統領を国外に追放し、圧政の政治体制を崩壊させたというニュースがありました。Twitterやフェースブックを治安維持や政治活動に上手く使えるかどうかが課題になっているようです。

同じころ、有名サッカー選手とタレントのお泊りデーを ホテルの学生アルバイトがTwitterで書き込み、インターネット上で炎上した事件がありました。女子大生の軽はずみな「つぶやき」はホテルの信用に係わる大問題。損害は数億円ともいわれています。損害賠償請求されたら彼女はどうするのでしょうか。「つぶやき」にも節度や常識が不可欠だと云えます。

Twitterは国家体制からうわさ話まで 一瞬も止むこと無く 情報が行き交っています。これはたとえ新聞社の会長でさえ禁止できるようなものでは無くなっています。

Twitterの導入時期に盛んに云われていたのは 商品認知の道具として素晴らしい効果があるということでした。それによって新商品の販売に成功したというニュースもありました。有名タレントが「つぶやく」と販売数が倍増などという話もたくさん聴きました。

「ターゲットリサーチ」の「ツイッターの宣伝効果に関するアンケート」では、ツイッター利用者のうち商品やサービスのツイートを見たことがあると回答したのは全体の33.3%。その中で実際にそのツイートが購買意欲につながったと回答した人が28.9%とおり、ツイッター利用者全体では9.6%の人がツイートで購買意欲につながっているとしております。

小さい会社のホームページやブログなどでは 日当たり数十人の訪問を受けるようになれば大成功と云えます。訪問数一桁でもビジネスとしては期待できる数字です。地道に続けることが訪問数をアップさせることにつながります。

例えて云うなら、バーチャルなネット商店街にお店を出すのがホームページです。店の中の目玉の展示ケースがブログです。ネット街をウインドウショッピングしながら歩くお客さんが大勢います。なにやら話をしているのを小耳にはさんで 自分も見に行ってみようとうのが Twitterなのではないでしょうか。
Twitterは街の中のざわざわとしたお話ともいえます。また店からの呼びこみともいえます。 Twitterのおかげでネット商店街が賑やかに 活気をおびてきました。お店を目立つようにするには ホームページのメンテナンスと呼びこみの「つぶやき」が必要ではないでしょうか。

禁止するより その利用の仕方を学び 活用することが発展へつながっていくことになるのではないでしょうか。何か怖そうな新聞販売員のお兄さんの粉石けんとティッシュより、Twitterでの勧誘の方がスマートではないでしょうか。

(このコラムは にわ・なびMで 書かれています。にわ・なびMは ホームページに記事や写真をアップする簡単ツールです。)