【製品情報】2012/06/01
外観・建物デザイナーで使える屋根高の計算方法
外観デザイナーの設定で屋根の高さが合わない!と時々ご質問があります。適当に高さを変えつつ合わせている方もいらっしゃると思います。見た目であっていれば問題ありませんが、どうしても合わない、合わせたい。といった時に高さを計算する方法をご紹介します。
■屋根の高さの計算方法
5寸勾配の場合は、10進んで5上がる勾配になります。
ここに、実際の距離を当てはめると
A進んで上がるBの高さを出すには、10進んで5上がるので、Aは10の何倍の距離か?を計算して、その倍数に5をかけるとA進んだときのBの距離がでます。
A÷10×5=B
となります。
<トップの高さが分かっている時にCの高さを知りたい場合>
トップの高さが渡っていて、屋根のかかるCの高さを知りたい時の計算式は
C=D(TOPまでの高さ)-B(屋根が掛かる所からTOPまでの高さ)
=D-B(A÷10×5)
となります。
<勾配の違う屋根がある時にTOPの高さを知りたい場合>
D=C(階高) B
=C B(A÷10×5)
例えば、左図例。 aの屋根とbの屋根で勾配が違いますが屋根のTOPの高さは同じにしたい。その時にbの屋根のレベルはいくつにするばぴったりに合うか? と考える場合にaの屋根からTOPの高さを計算して、bも同じTOPレベルになるのど今度はTOPの高さからbの屋根のレベルを計算する。 |
注)A、Bには実際の数字が入り、今回は5寸勾配でしたので、
A÷10×5=Bとなりますが、5も勾配により変更される数値です。
例えばこんな時にも応用できます。
母屋下がりの屋根の高さを知りたい時も距離がわかれば・・・ 高さが出せます。
B=C-D(A÷10×5)