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日本に 今、大きな活断層が出現してきたのでは無いでしょうか。それは今までの新聞やテレビで日々情報を得ている人と ネットで情報を調べ回っている人とでは 政治や社会の考え方が違って来ました。常識を二分する活断層です。

金曜日夜 首相官邸を取り囲む20万人のデモを新聞もテレビも積極的に知らせようとはしていません。ですから 全く知らない人がいます。(最近では少ないようですが)
逆にデモに出かけて行った人は 新聞もテレビもほとんど報道していないので改めてマスコミの何たるかを知ります。

日本では官庁や政治の情報は記者クラブを通じて流されるため 都合の悪い情報は記事にしにくい環境にあります。ですから戦後ずーっと 知りたいことは隠され、知らせたい情報が流されました。しかしネットの情報が増えて来ると、どうもおかしいと感じる人が増え始めました。そのきっかけは3・11原発事故でした。

大学の先生や専門家が放射能は安全ですとテレビや新聞で云うとさすがに批判の声が上がりました。そこでどうも偉い人達は嘘をついているということがはっきりしてきました。隠された情報に敏感になってきた人達が 毎週金曜日の官邸を取り囲み始めました。

今日本を見つめると 悲観的な話が多くなっています。しかし大部分は 元々悪かったのです。悪いことは隠され、知らずに生活していただけです。知らなければハッピーだったのですが 知ると なんと日本は大変な事になっていたのです。

ネットの情報は机の上からカバンの中 そしてポケットに収まるようになりました。情報は身近に何時でも見れるようになって来ました。記者クラブから都合のいいものだけ流して国民が唯々諾々としている時代は終わりました。

都合の悪いことを知らない人達と、都合の悪い事も探しだす人達の間には大きな断層が生まれてきました。それがガッと動き出し始めたのです。その断絶を超えてもう一度活力のある日本になってほしいと思います。