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ハフィントン・ポスト(Huffington Post)アメリカの作家、コラムニストの アリアナ・ハフィントンが2005年に創設しました。彼女はシュワルツェネッガーとカルフォルニア州知事選で戦うなアド政治家でもある。アメリカではリベラル系ネット新聞として政治、メディア、経済、生活、世界のニュースなど幅広い情報を提供してきました。カナダ、フランス、インド、スペイン、イギリスなど世界にサイトを広げ、今月7日 日本に上陸しました。

日本のマス・メディアに対する信頼性低下で TV 新聞などが窮地に追い込まれています。そこでネットでのニュースサイトを有料化して再生を図る努力がなされています。そのかいあって電子版でのニューヨーク・タイムズが発行部数を増やし、紙媒体より電子媒体が上回るなど新しい動きも出てきました。

またネットサーフィンで幾つかのニュースを検索するのでは大変なので ひとまとめにして見やすくする ニュースアグリゲーターが登場した。GoogleやYahoo!のニュースサイトなどがそれです。この動きに連動してTVなどの動画ニュースもニュースアグリゲーターも増えています。Frequency では様々な分野から自分の好きなチャンネルを登録して楽しむことができるようになり ネットからの情報は受け手側に立ったポジションからのサービスが定着してきたと云えます。

タブレットやスマートフォンの普及がニュースサイトの変化を加速させています。今回のハフィントン・ポスト・ジャパンも日本に於ける普及に対応した動きだと云われています。

このようにWebのニュースサイトは新しい展開をしています。記者クラブでコントロールされれているのは日本に限ったことではないですが 政府に都合のいい広報部に成り下がっていたマスコミに対して不満を解消しよとするニュースの提供が始まったと云えます。

ハフィントン・ポストもニュースアリゲーターです。しかしそのニュースに見ている人からのTwitterやFacebook、ブログからの投稿を織り交ぜ 皆がどんな意見を持っているかを同時に配信します。その時点で一方的な味方から受け手の反応まで報道する姿勢がニュースに対する幅をもたせることができるようになったといえます。

日本の編集者になった松浦茂樹氏は東京理科大を卒業した1974年生まれの団塊ジュニア層(39歳)です。IT及びメディアでキャリアを重ねた人物です。視聴者からのリアクションをコントロースすることで 炎上などを防ぐ立場ですが そのやり方によっては信頼を失うこともあるかもしれません。

日本の中に発言を抑えられてきたと感じる人々がものを言えるチャンスが到来したと期待する向きもあり それだけ期待が大きいかもしれません。
Twitter Facebook ブログなどが より大きく発言力を与えられる今回の試みで 若者たちの発言力が高まることを期待したいと思います。
言語が壁になっていた日本の情報発信が ハフィントン・ポストによって翻訳されて世界に広がると同時に他の言語による反響も日本語で流されることになるようです。

今後もこの種のサイトの立ち上げが続くのではないでしょうか。情報革命によってより透明で公正なニュースの提供が実現することを願うばかりです。