【その他】2014/12/11
開発現場にて（インストーラー作業）
今日は、いつもと視点を変えて弊社開発の様子を書かせていただきます。
開発現場は、通常の開発作業に加えて、お客様のサポートなども行っていますが、弊社ソフトのインストーラー管理も行っています。
弊社では、定期的にインストーラーの更新を行っており、納品の際の時間が極力短くなるよう対応しています。
先日も、オーセブンCADのインストーラーを更新する時期が来たので、作業を開始すると大問題が発生しました。
と、言っても、弊社ソフトのインストーラー、特にオーセブンCADのインストーラーは、大量のファイル（数万ファイル）をインストールする必要があるため、毎回何かしらの問題が発生します。
ですが、今回の問題はこれまで以上の難問でした。
インストーラーは、アクセス権限などの問題もあり、根幹はWindowsインストーラーを用いています。
今回は、このWindowsインストーラーの仕様の壁にぶち当たりました。
Windowsインストーラーでは、1ファイルの容量制限があり、今回のオーセブンCADでその容量を超えてしまったのです。
根幹の仕様が上述のようになっているため、Windowsインストーラーへの対応は無理です。
そこで、今回は緊急対策を取り、該当するファイルを別の方法でインストールする方法を取りました。
ただし、インストーラーの動きは一度の処理で済まさなければなりません。
そのため、インストーラーに組み込めるシステムを急遽開発して対応することになりました。
先日、このシステムの組み込みを完了し、インストーラーの方も検証に入っています。
何とか、この難問を短期で解決できました。
ですが、根本的な解決を試みるのも必要です。
今回の例でいえば、1ファイルの容量を減らしていくことです。
そのためには、時間はかかりますが、オーセブンCADのシステムの見直しをしていく必要があります。
このように、短期的な解決方法を長期的な解決方法を組み合わせながら、開発は日々作業してます。
以上、今回は趣向を変えて、開発現場の出来事でした。
