【コラム】2015/01/01
2015年 ITは転換点を迎えます
ウェアラブルデバイスの中で最も普及するとみられているのは、スマートウォッチやスマートバンドなどのような腕に巻くタイプのものです。 心拍数などの体の情報をセンサーで拾って、健康維持に役立てます。また、スマートフォンなどと連携をして、電話やメールの着信を腕時計の画面で見られるようになります。
これまでもウェアラブルデバイスは数多く販売されています。しかし、スマートウォッチはまだ一般の人に出回るほど使い勝手の良いものは見当たりませんし、Googleグラス（眼鏡型）、スマートヘッドホンは、形や恰好が奇抜に感じる人が多く、普及するにはいくつものハードルを越える必要があるでしょう。
2015年にウェアラブルデバイスが広がると予測されているのは、AppleWatchの発売があるからです。AppleWatchは腕時計としてのデザイン性も高く、また、iPhoneとの手間いらずな連動が期待されています。他の製品よりもアプリのインストールや設定が簡単になり、普及率のアップに貢献するとみられています。
また最近は、腕に巻くタイプ以外のものでも、普及する可能性のあるものがあります。たとえば、スマートリング（指輪）や、スマートヘルメット（バイク用ヘルメット）などがそれです。 ヘルメットのスクリーンの中に地図が表示されるという機能はなかなか魅力的ですが、このような機器が普及してゆくと、避けがたく起こってくることがあります。
 SKULLYヘルメット |  SmartRing |  Android Wear |
ウェアラブルデバイスを快適に使用するには、迷惑メールへの対策が必須になります。ウェアラブルデバイスの良いところは、キャッチした情報をすぐにユーザーに知らせる点です。 Eメールを着信したら腕時計が震え、電話が着信すればヘルメットの中で呼び出し音が鳴るでしょう。 しかし、迷惑メールでも全て腕が振るえるとすれば、どうでしょうか。 すぐに知らせてほしいのは、本当に大切な情報だけではないでしょうか。
ITの転換期に起こる最初のことは、Eメール連絡の終焉かもしれません。
確かにオーセブンの社内にいましても、Eメールよりもe-Boardでの連絡が増えています。その方が確実に素早く相手に伝わるからです。迷惑メールの濁流の中に流れる大事なメールというあり方は、ウェアラブルデバイスの世界ではより一層使いにくく敬遠されるものになるでしょう。
2015年、ウェアラブルデバイスを使いこなす人が、最初の大きな利益を得るでしょう。社内の連絡、情報共有がタイムリーになって、これまでよりも効率の高い企業が出てきます。 実現するには、整理された情報連絡・情報共有の手段が用意され使いこなされている必要があります。 オーセブンの業務管理システム「e-Board」は一つの有力な答えだと思います。
2015年もe-Boardは毎月バージョンアップをして、つねに最新の情報ツールであり続けます。 さまざまなデバイスの動作に対応して、ユーザー様のお役に立ちたいと思います。
本年もよろしくお願い致します。
AppleWatchはApple社の製品です。 https://www.apple.com/jp/watch/
Android WearはGoogle社のOSです。 https://www.android.com/wear/
SKULLYはSkully Helmets社の製品です。 http://www.skullysystems.com/
SmartRingはMOTA社の製品です。 https://www.mota.com/mota-smart-ring/
