【IT】2015/04/22
インターネット経由でのソフトウェアアップデートの落とし穴
先月のWindows8のWindows Updateに不具合が含まれていた、ということがありました。当メルマガ読者の中にも影響を受けた方もいらっしゃるのではないでしょうか。インターネット経由でプログラムを更新していく仕組みは便利ですが、気をつけなければいけないこともあるようです。
07ダイレクトの3/22の記事に以下のようなものがありました。
Windows Updateに注意!?
内容としては、Windows 8のユーザーがWindows Updateで更新を行ったら、タスクバーやタスクトレイの動作が重くなってしまうということです。
PCで作業していれば、タスクバーでアプリケーションを切り替えるのはよく行う操作です。そのたびにPCが固まったようになってしまうというのは、仕事で使用していれば相当な影響が出るでしょう。
現在では、Windows Updateから正式な更新が出ていますが、問題のアップデートが公開されてからそれまでに10日以上経ってしまったことになります。
Windows Updateを行うことは、セキュリティ面から見て、現代の最重要項目といっていいでしょう。
ですが、このような突発的な問題(たまにあるマイクロソフトのポカ)への対策はあるのでしょうか。
今回、不具合の含まれる更新をインストールしてしまったPCの多くは、Windows Updateの設定が自動更新になっていて、何もしていないのに動作が重くなってしまったといった方もおられると思います。
自動更新の利点としては、なんといっても自分で更新する手間を省き、重要な更新のインストールし忘れを防ぐことができるところでしょう。
このWindows Updateの設定の中にも、いくつかの種類があるのはご存知でしょうか。
[コントロール パネル]-[システムとセキュリティ]-[Windows Update]-[設定の変更]の中に以下の項目があります。
画像の一番上の項目が、自動で更新を確認して、自動でインストールしてくれる設定です。
初期設定なので、多くの方がこの設定なのではないでしょうか。
この中で、上から二番目と三番目の設定は、自動で更新を確認してくれるけど、最終的にインストールするかの判断はユーザーにゆだねられるようになります。
今回のケースでいえば、更新が公開されてから、すぐにyahooなどのニュースサイトの記事にも取り上げられていましたので、その情報に気付ければ、回避、もしくは早めの復帰ができた問題かもしれません。
自動更新は便利ですが、Windows Updateを行っているという感覚をなくさせてしまうことについては、問題点であるといえるのではないでしょうか。