【製品情報】2016/03/11
3DS取込機能の画像ファイルの取り扱い拡張について
いつもオーセブンCADシリーズをお使いいただき、ありがとうございます。今回は、3月28日公開予定の3DS取込機能の機能調整について書かせていただきます。対象は、バージョン8〜バージョン11です。
3DSデータは、別々のCAD間でも同じようにレンダリングできるよう開発された共通フォーマットファイルです。そのほとんどが、3DSファイルと画像ファイルがコンビになっています。例外的に、テクスチャを使用せずに面の色のみで作成されているデータもあります(この場合は3DSファイル単体のみで表現可能です)が、ほとんどの場合はテクスチャが使用されています。
3DSファイルは、テクスチャは画像ファイルで指定されるようになっています。そのため、テクスチャを使用している場合には、3DSファイル単体だと正しく表示されません。また、3DSデータのテクスチャは使用している画像のファイル名も指定しているので、ファイル名が異なる場合も正しく表示されません。
3DS取込に関するお客様からお問い合わせで、「テクスチャが貼られていない。」と、いうものがあるのですが、これは上記が原因のなります。画像データがあるにも関わらず、テクスチャが貼られないという問い合わせもあるのですが、これは3DSデータで指定しているテクスチャのファイル形式が異なるためです。
例:3DSデータではbmpを指定しているのに実際の画像データはjpgになっている etc.
次回オーセブンCADのアップデートでは、このファイル形式が異なる場合のプログラムを調整しました。指定された画像形式でなくても、ファイル名が同じ場合には読み込んでくるようにしてあります。対象は、bmp、jpg、gif、pngです。例えば、bmpファイルで指定されていて、画像ファイルがjpg形式であったとしても、テクスチャが貼られるようになります。
通常のCADでは、こうした対応はできません。オーセブンCADが自社開発だからこそできることです。今後も使い勝手が良くなるよう、このような改良を行っていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。