【コラム】2016/08/22
ビッグデータ・オリンピック
リオデジャネイロ・オリンピックは、ビッグデータのオリンピックと言われています。 大量のデータを持っていることで初めて得られる新しい情報が、各国のメダル獲得数を予想したり、選手に的確なアドバイスを与えたというのです。
米グレイスノート社は、2016年の春に、リオデジャネイロ・オリンピックにおける各国のメダル獲得数の予測をしました。 この会社は、オリンピックで行われる全競技の過去のデータを全て持っているのだそうです。 計算方法は不明ですが、過去のデータからメダルの数を自動的にはじき出したという点が、すごいですよね。
一方、日本の国立スポーツ科学センター(JISS)では、膨大なスポーツ映像データベースで選手をサポートしています。 JISSを利用している競技団体向けに、競技の過去の動画を見るためのアプリ「JISS nx」も配信されています。 ※JISS nx を利用できるのは、JISS関係競技団体の選手・関係者に限られています。
一つ一つは取るに足らない情報でも、それを大量に集めて眺めてみると、そこから重要な情報が得られる。 これがビッグデータの考え方です。 オリンピックの世界だけではなく、ビジネスの世界も、この情報戦略がトレンドになっていると云えます。
ビッグデータは何もGoogleやFacebookだけのものではありません。企業の活動の情報も、日々の生活での情報も、蓄積すればビッグデータになります。 オーセブンでも、設計支援の作図数を重ねていくだけで 来週の依頼物件数が予測できています。
オーセブンの業務管理ソフトのe-Boardでも業務の中で入力した様々な情報から、新しい経営情報を取り出せるように、進化させて行きたいと思っております。 スポーツ選手が自分の映像を見てレベルアップするように、企業経営の一助になると期待してます。