米アップル社より、新型のiPadが登場しました。 この製品の登場は、一見地味ですが、iPadの販売戦略においてアップルが大きく舵を切ったと云える、大きな出来事かもしれません。
初代iPadが発売されたのは、いまから7年前の2010年春です。 片手で持ち続けるにはちょっと重いスレート版のようなタブレットでしたが、パソコンに変わる新しいデバイスとして、全世界でヒットしました。翌年にはiPad2が発売され、以後毎年のように改良された新製品が世に送り出されてきました。
通算5台のiPadを使ってきた感想ですが、iPadの進化の過程を見ると、重視されてきたのは画面サイズにバリエーションを加えるによって用途を広げることと、薄く軽くしてゆくことの2点だと思います。特に、厚みが増えることをマイナスだととらえる傾向が強いので、その点はアップルも重視してきたように思います。
iPadは常にハイエンド(高機能で値段も高い)の商品であり続け、タブレットの進化をけん引してきました。しかしこの春に出た新しいiPadは、この進化の過程から一歩外れたあたらしい存在だと云えます。新しいiPadはスペックはそのままに厚みが1mm以上増えて、アップルのファンには少し物足りないモノだったのです。
その一方で新しいiPadは値段が2万円以上(同一スペック換算で)下がり、32GBモデルで定価37,800円(税別)と4万円を一気に割り込みました。この価格なら、1mmくらい厚くても安い方がありがたいユーザー層、例えば学校や企業などへの販売力が確実にアップするでしょう。そして、私たちもその恩恵を得ることができます。
オーセブンでは、最も有用な現場ツールとしてiPadを考えてきました。 エクステリア造園の写真シミュレーションができる「カタリノ(無料)」、建物の間取りと3Dが作れる「FingerPlan(フィンガープラン)(無料)」、07CADの図面、パース、VRを営業現場で見せされる「07Viewer(無料)」など、新しいiPadでより導入しやすくなります。安くなったiPadでオーセブンのアプリをご活用頂ければと思います。
※上記のアプリは、有料サーバーと連動でもっと便利に使えます。詳しくは、お問い合わせください。