【コラム】2017/08/11
e-Boardを解約されたお客様のお話
先日、古いお客様から一通のメールを頂きました。「別のシステムに変えることになったので、e-Boardを解約させてもらいます。」という内容でした。
もう5年以上前のことです。開発したばかりの業務管理クラウド「e-Board」を展示していたある展示会で、そのユーザーさんはオーセブンのブースに足を止めてくださいました。内容をご説明するとすぐに気に入って「導入するよ」と言ってくださいました。
展示会で「買う」とおっしゃっても、そのまま買っていただけないことも多々あります。しかし、そのお客様は有言実行、すぐに導入してくださいました。エクステリアとは無関係の業界の会社でしたが、スケジュールの機能を一目で気に入り、社員さんのスケジュール管理に使われるとのことでした。
出来立てのソフトウェアは大抵そうであるように、e-Boardの初期型も機能が乏しく使い勝手も開発途上のものでした。そのお客様も、使い始めるとすぐに不満な点が出てきたようで、要望一覧を片手にご来社されました。現在もあるe-Boardのスケジュール表で全社員の一覧表示など、重要な要望がいくつもあったのを覚えています。
解約のメールを見て、すぐに電話を差し上げました。新しくまだ拙いソフトを導入してくださった初期のお客様ですので、やはり一言お礼を申し上げたいと思ったからです。「e-Boardのスケジュールの方が使いやすいんですけどね」と受話器の向こうから嬉しい御言葉をいただきました。業務の変更に伴っての仕方ない解約と、お客様も残念そうでした。
お客様との契約は終わってしまいましたが、頂いた要望は商品に残っています。オーセブンの商品が多くのお客様によって支えられていると改めて実感する出来事でした。