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iPhone / iPad用の基本ソフト、iOS11がリリースされました。iOS11の目玉機能の一つが「ARkit」で、現実世界の映像にコンピュータが作り出した映像などを重ねることで新たな価値を作り出そうとするAR(拡張現実)の技術をスマートフォンやタブレットで実現できるというものです。



スマートフォンでARというと、代表的なのは一世を風靡したポケモンGOですよね。現実の道端にポケモンが現れたかのようにスマートフォンに映しだされる様子は、ポケモンファンならずとも楽しさを感じることができるものでした。スマートフォンを片手にポケモンを求めて街をうろつく様子は社会現象となりました。

iOS11に搭載されたARkitが実現するARは、ポケモンGOのような楽しさを求める未熟なARではありません。スマートフォンのカメラから取り込まれる現実世界の映像から自動的に特徴点を探しだし、まるで人間が世界を見ているようにスマートフォンが空間を認識する技術が盛り込まれているのです。

iPhoneやiPadにiOS11をインストールしている方がいたら、AppStoreからARでアプリを検索してみてください。多くのアプリが出てくると思いますので、その中でも「iOS11にしか対応していない」アプリを探し出して、インストールしてみてください。iOS11が必須のアプリは、すなわちそれが、最新のAR技術を使っているものです。

下の動画は、最新のARアプリの一つ AirMeasure(エア・メジャー)を操作している様子です。 現実の映像の中の2点を選択するだけで、その間の距離をかなり正確に測ることができます。 現場調査に即使える、とまでは言いませんが、なかなかいい線いっているなと感じていただけると思います。


https://www.youtube.com/watch?v=piaewXOEtpQ