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 インターネットが身近になり、どこにいてもインターネットを使用した生活というものが基本になりました。
 そんなインターネットに関わるブラウザ、OS、ソーシャルメディアなどのシェアを集計しているサイトがありますので紹介します。



■statcounter


StatCounter
 statcounterというサイトではブラウザ、OS、モバイルのOSといった各種情報を見ることができます。
 下の方に種類と、世界、日本といった地域を選択する場所があります。
 日本は世界標準が数年遅れてやってくるという特色があるので、ここで世界の事実上の標準を知っていると、有効な戦略が打てます。
 また、世界の標準とはまったく別の傾向が続いているのが、モバイルOSです。
 スマートフォンやタブレットなどの携帯端末が、AndroidかiPhone(iOS)か、何を使っているのかの統計は面白いです。
モバイルOSシェア-世界

 世界のモバイルOSシェアでは、Androidが圧倒的です。
 高価なiPhone、iPadにしか積まれていないAppleのiOSのシェアは20.66%しかありません。
モバイルOSシェア-日本

 一方日本では、iOSのシェアが69.67%。
 モバイル端末の7割がApple製品です。
 モバイル端末で最もシェアに影響するのが携帯電話ですから、iPhoneを使っている人が日本ではどれだけ多いのかが良くわかる統計です。
 その他にも、ソーシャルメディアでは日本国内ではFacebookが5割くらいの影響力があって有効であるとか、使用しているWindowsのバージョンは、世界では2018年1月に10が7を超えたとニュースになったけども、実は日本では2017年1月に逆転していたなど、面白い統計がたくさんあります。


■BACKBLAZE

backblaze-logo
 もうひとつ、BACKBLAZEという世界各国でクラウドストレージサービスを展開している会社がハードディスクの統計を毎年レポートにしてくれているので紹介します。
 2018年4月までのレポートが先日出たばかりなのですが、レポートの内容を読んだり、過去のレポートと比較しますと以下のようなことが読み解けます。


 ・14TB、12TBといった6TB以上の大容量HDDの登場で、そちらへの移行を進めた。
 ・大容量HDDはそれまで採用していた4TBといった、比較的小さい容量と故障率に差異はなかった。
 ・大容量に置きかえ、小さい容量のものを廃止した結果、台数を減らすことができ故障率を下げられた。
 ・WDC(WESTERN DIGITAL)とSeagate製のHDDの故障率が高い。
 ・HGST(元・日立)製は変わらず高い性能で動作している。

Q2-2018-Lifetime-chart
 大容量のHDDは中に入っているディスク枚数が増えるので故障率が高くなると思っていましたが、実際には違いが無いという結果が出て驚きました。
 このような統計を知ることができると、社内の共有フォルダのためのNASを購入する際などに、どのHDDを調達すれば良いかの指標ができて助かります。

 以上、2つの統計のご紹介でした。