レーザーを使った機械は、建築現場で広く使われています。レーザーの強い指向性の光を利用して、レベルの計測や墨出しを容易に行うことができます。
レーザーを使った応用製品の多くは産業用の機器や装置です。材料加工やリソグラフィに使われるものが最も多く、木片にレーザー刻印を入れたり、金属を加工するのに使われています。次に通信や軍事、医療の利用が多く、計測器などを含む産業用機器で9割以上を占めています。
しかし近年では、レーザーが使われたポータブルのプロジェクタが多く販売されており、それらの商品の広がりによってレーザーを使った様々な商品が出回るようになってきました。レーザーは細くて強い光ですので、コンパクトなプロジェクタからでも大きな画像を出力することができるというわけです。
自転車の走行の安全を確保するために、車幅を投影する機器などもあります。サドルの下につけた小さな機械からレーザーが出て、自転車の走行範囲を示す線が地面に描き出されます。最近では線だけではなく、自転車のシンボルを前方に表示して並走する自動車に注意を促すタイプもあります。
LEDの次には、レーザーの時代が来ると言われています。ディスプレイや車の照明などもLEDからレーザーに。すると、今はLEDに彩られたエクステリアの世界にもレーザーの商品が加わってくるかもしれません。光に演出された面白い住空間が出てくるのが楽しみですね。
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