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今回の参議院選挙では、選挙とは一見無関係な企業が「選挙に行きましょう」と謎のキャンペーンを打っていましたね。あれ、何なのでしょうか。


博多ラーメンの一風堂が「投票に行ったら替え玉無料!」というキャンペーンを打って話題になりました。 投票するともらえる投票済証明書をお店で見せると、替え玉(ラーメンの麺のみのお代わり)を一玉もらえるというのです。 オーセブンの側にも一風堂はありますが、残念ながら期日前投票で、投票済証明書をもらい損ねていました。

ラーメンの一風堂以外にも、同様のキャンペーンを打っている企業はいくつもあります。タピオカココナッツミルクが半額になったり、カフェのワンドリンクサービスなど、飲食店でのサービスがいくつもありました。SNS・インターネットを通じて、若い世代にもこの情報は広がっています。

このキャンペーンは、3年ほど前から行われている、「選挙割」という制度なのだそうです。投票済証明書は各自治体の選挙管理委員会が任意で発行しているものですが、発行する自治体が大幅に増えたことで「選挙割」の宣伝効果も期待できるという事のようです。 ちなみに、オーセブンのある埼玉県では全自治体が投票済証明書を発行しているそうです。

おまけが欲しいから投票に行くというのもどうかと思いますが、選挙割をキャンペーンに採用している企業としては、若い選挙権者にとにかく一歩でも政治に近づいてほしいという思いがあるようです。若い世代の人たちに、この思いが伝わるといいですね。