ClipboardImage
2013年11月。千葉県香取の里山で始まった、新しい住まいかた提案の実験場【千葉ラボ:古民家(再生) "New garden life" 】。その密着取材レポートです。千葉ラボ亭主の孤軍奮闘ぶりや【ものづくり】【庭づくり】【野菜づくり】の、なにこれ!をつぶやきます。

NiwaNaviImage
◆千葉ラボ:全景(正面) 撮影時期 2015年9月 ↑
裏山を背景にして手前に拡がるのが、新しい住まいかた提案:実験場 「千葉ラボ(全景)」です。今回は、道路面に向って母屋の南西にあるボーダーガーデン側の【バラ園】を特集します。



・・・ 10月 ものづくりの季節 ・・・

NiwaNaviImage
 ◆千葉ラボ:裏山から眺めた開花前の「バラ園」 撮影時期 2019年5月↑

千葉ラボの秋景色(10月)
10月は、来年の春(4月)に芽吹く植物や花を咲かせる薔薇たちのためのサポート月。肥料も手作りです。窒素、リン酸、カリを1:3:1に配合するところは苦心のしどころで、ちゃんと秤で測って割出します。【育苗】【誘引】【土づくり】など、秋の始まりから冬の終わりまで続きます。


NiwaNaviImage
穴掘り機
NiwaNaviImage
肥料と掘った土を混ぜて埋め戻します
NiwaNaviImage
籾殻くん炭:土壌改良・アブラムシ退治
NiwaNaviImage
肥料:油粕、骨粉、堆肥、腐葉土、草木灰
NiwaNaviImage
薔薇苗:ぜ〜んぶ挿し木で育て中
    
NiwaNaviImage
これも挿し木。アプリコットキャンディ

 ・・・ 特集「バラ園」 設計施工と生長管理 ・・・      

バラ園の薔薇たち
代表する薔薇をご紹介します。(画像をクリックすると拡大します)


NiwaNaviImage
レオナルドダビンチ
NiwaNaviImage
クリーミィエデン
NiwaNaviImage
デスタントドラムス
NiwaNaviImage
グラハムトーマス
NiwaNaviImage
ブルーバユー
NiwaNaviImage
シャリファアスマ
NiwaNaviImage
フランシスデュブリュイ
NiwaNaviImage
アプリコットキャンディ
NiwaNaviImage
シェエラザード
NiwaNaviImage
イングリッドバークマン
NiwaNaviImage
プリンセスミチコ
NiwaNaviImage
シティオブヨーク

バラ園:木製オブジェ
作業所では、2015年2月にバラ園出入り口用【パネル型アーチ】、7月に蔓バラ用【パーゴラ】、10月にバラとコラボレーションする【オブジェ】など、千葉ラボ亭主の設計によるバラ園アイテムが揃いました。ここにご紹介する木製オブジェは、すべて羽柄材の端材で作られています。


NiwaNaviImage
NiwaNaviImage
07model_1
NiwaNaviImage
シェエラザード
NiwaNaviImage
07model_2
NiwaNaviImage
プリンセス・ドゥ・モナコ
NiwaNaviImage
07model_3
NiwaNaviImage
アイスバーグ
NiwaNaviImage
07model_4
NiwaNaviImage
グラハムトーマス
NiwaNaviImage
07model_5
NiwaNaviImage
デスタントドラムス
NiwaNaviImage
07model_6

(画像をクリックすると拡大します)
NiwaNaviImage
ゴールデンボーダー
NiwaNaviImage
ピンク:シェエラザード
NiwaNaviImage
赤:プリンセスミチコ
NiwaNaviImage
バリエガータ・ディ・ボローニャ
NiwaNaviImage
クリーミィエデン
NiwaNaviImage
ナニワノイバラ
NiwaNaviImage
イングリッドバークマン

バラ園:パイプ製パネル型アーチ&パーゴラ
パネル型アーチとパーゴラに蔓系植物を誘引して、丸4年。サポートが行き届くと、草花は天真爛漫、のびのびとしてきます。・・・千葉ラボ亭主曰く、「パネル型アーチは、ただっ広い千葉ラボの庭に‘ここからはバラ園ですよ!’という領域を、蔓系植物でできるように設計したものです。都会に緑や花の自然感をもたらす第3の壁というか・・・人が求めているのは、コンクリートブロックやフェンスだけではないんですよね。」


ClipboardImage
NiwaNaviImage
アーチ右袖:薄ピンクバラ:ニュードーン
NiwaNaviImage
濃いピンク色:レオナルドダビンチ
NiwaNaviImage
キングサリ:蔓枝が拡がらない
NiwaNaviImage
ジャスミーナ
NiwaNaviImage
手前ジャスミーナ奥シティオブヨーク
NiwaNaviImage
アーチまわり:生垣のように育つ
NiwaNaviImage
出入り口 撮影20180510
NiwaNaviImage
パネル型アーチ 撮影日20180421
NiwaNaviImage
*都会に緑や花をもたらす第3の壁【蔓系植物を誘引設計できるパネル型アーチ】実験場↑
*撮影時期 2015年2月1日

バラ園:土管オブジェ
バラ園の6箇所に、腰を据えた土管。・・・亭主曰く、「敷地に転がっている古いコンクリート製の土管、いつでも捨てられると思って植物の鉢代わりにしたら、やたら存在感がある。庭とコラボするんですよ。」


NiwaNaviImage
NiwaNaviImage
バラ園アイテム顔合せ:撮影20151005→
NiwaNaviImage
→約10ヶ月後:撮影20160807
NiwaNaviImage
土管オブジェ :撮影20151006→
(画像をクリックすると拡大します)
NiwaNaviImage
→約8ヶ月後:撮影20160529
NiwaNaviImage
NiwaNaviImage
ホテイアオイ
NiwaNaviImage
NiwaNaviImage
クリスマスローズ
NiwaNaviImage
サボテンの花
NiwaNaviImage
ホワイトメディランド

バラ園(パネル型アーチまわり): つるバラの開花記録
記録期間: 2019年4月4日〜5月31日
バラ園のアーチまわりには、4種類のつるバラが誘引されています。それぞれの開花時期は、植物の種類によって差がありました。葉の芽吹き始めから換算して、早い物でシティオブヨーク50日前後、他の3つのつるバラで60日前後でした。

◆バラ園アーチまわり全体 (撮影日:2019年5月31日↓)
  左から(1)ピンクバラ: ジャスミーナ
      (2)白いバラ: シティオブヨーク
      (3)薄いピンク: ニュードーン
      (4)濃いピンク: レオナルドダビンチ (画像をクリックすると拡大します)


NiwaNaviImage
ジャスミーナ
NiwaNaviImage
シティオブヨーク
NiwaNaviImage
ニュードーン
NiwaNaviImage
レオナルドダビンチ
NiwaNaviImage

  撮影日:2019年4月4日→

    つるバラ
    葉:芽吹きはじめました。
    花:なし(未開花)

NiwaNaviImage
NiwaNaviImage

  ←撮影日:2019年5月4日

    30日後のつるバラ
    葉の色:濃緑色と芽吹き中の黄緑色
    花:なし(未開花)

NiwaNaviImage

  ←撮影日:2019年5月24日

    50日後のつるバラ
    葉の色:更に濃い緑色へ。
    花:シティオブヨーク開花始まる。
      他3本つるバラ(未開花)


  撮影日:2019年5月31日→

    57日後のつるバラ
    葉の色:濃緑色へ。
    花:つるバラ全て開花。             

NiwaNaviImage
*以上、「バラ園」特集でした。引き続き、パネル型アーチなど【第3の壁】特集を、次号(11/22)で予定しています。ご期待ください。

編集後記
 2015年3月にバラ園として整地され、同年10月にはバラ園アイテム(パネル型アーチ、パーゴラ、オブジェ)が揃いました。同時に、蔓バラの誘引作業やサポート管理をすること丸4年。ご紹介した通りのバラ園に「育つものだな〜」と感動しました。 特に、千葉ラボ亭主設計の「パネル型アーチ」は、都会に自然を誘引する「第3の壁」として実験的に制作されています。葉の生長期間や花の開花時期の見極めデータとともに結果がまとまるそうですから、非常に楽しみです。
 台風に見舞われ、生長に時間のかかるキングサリなどの植物に出会うなど、何事も計画通りではなかったそうですが、亭主手作りのバラ園アイテムやガゼボ、そして懸命のサポート管理によって、実験場とは思えないほどの、ハイタッチな千葉ラボ:古民家再生New garden lifeが積み上がっていました。


NiwaNaviImage
千葉ラボ亭主によるバラ園整地
撮影20150302
NiwaNaviImage
パネル型アーチ&パーゴラ設置頃
撮影20150728