キャプチャ
令和2年、新しい年が始まった。
穏やかな日差しと共に新年がスタートする。
今年は東京オリンピックを控え
盛り上がっていく年になりそうだ。



外国人観光客がオリンピックの一大イベントに引き寄せられ
世界中から訪日して来る。
そして色々な処でお金を落としてくれれば日本の景気は良くなり
日本経済は豊かになるだろう?
こんな甘い事を考えをしているのは
どうやら自分だけの様だ。


キャプチャ
オリンピック終了後の日本に大きなイベントが無く
不景気になる予測が大半を占めている。
しょせん景気は好況、不況のサイクルを繰り返す物。
好景気が右肩上がりに続く訳もない。
無理やり赤字国債を乱発して公共事業でテコ入れしても
日本の負債が限りなく膨らむばかりで小康状態を維持するので
いっぱいと言う感じがする。


キャプチャ

日本では人生100年時代と言うフレーズが一人歩きしている。
昨年も過去最低の出生率で少子化が進み
逆三角形のいびつな人口構図が進む中
社会保障費の伸びを抑える為に65歳定年制から70歳まで伸ばそうと
国民の意識に暗示している様に感じる。
全ては年金支給年齢を上げる事で財源を確保する為だが
これで困るのはこれから人生が始まろうとする若い人材達だ。
年寄りが長く働く事で空くはずのポストが空かず正社員の求人は下がる。
派遣、パートが増えて平均収入が減り不景気のスパイラルに落ちていく。
こんな心配をするのは自分だけだろうか。


キャプチャ

お隣の国韓国では45歳定年制だという。
受験戦争の厳しい韓国での大学進学率は70%(日本は50%)
厳しい受験戦争を勝ち抜いても就職率は60%(日本は90%)
無事に就職出来ても大企業と、中小企業の賃金格差は大きい
運よく財閥系の大企業に就職出来ても
能力成果主義の韓国では管理職でさえ気が抜けない。
生き残るには実績、成果を上げ続けなければ自分の席は無い。
成果を上げる力無き者は去るしかない。
アメリカの様なクールな厳しさがそこには有る。


キャプチャ

日本も年功序列、天下りなどの甘い世界から踏み出し
能力、実力、成果主義に舵を切り始めた。
正規雇用が減る中で追い打ちを掛ける様にAIの登場
単純な作業がロボット化されていく。
卓越技能工と呼ばれたスキルもデーターかされる中
人間の存在価値は何処で発揮されるのか?
世の中の変化が速すぎて先が見えない2020年代が始まった。

オリンピックを迎えるまでの高揚感と
祭りの後の静けさ
そんな思いがよぎる新年のスタートになりました。
勤勉で真面目な日本人は何が起ころうと
前を見て、一歩一歩走り続けると思いたい。