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住宅市場では 大きな住宅メーカーより 小さい地場の工務店の方が 優位に立てるようになっています。

住宅ブームの時代は 量的な需要を満たすようにと、工業化住宅とか工場生産住宅などプレハブ住宅は 建設省から 認定制度なるもので お墨付きを戴き住宅を建てていました。

しかし アメリカなどから 非関税障壁ではないか もっと フェアにしろという横やりなどが入ったりした。量的な確保を目指す 住宅5カ年計画も 少子高齢化などで変化してきました。

そこで 住宅の量的確保を目指す「住宅五ヵ年計画」から 質的向上を目指す「住生活基本法」が制定され大方針が変更されました。この中で住宅の性能評価をはっきりさせ それぞれの住宅を評価するようになりました。

例えば 断熱性能では 昔は この地域では50ミリ以上のグラスウールを入れるのが 望ましいでしょうと 物で規定していました。しかし 性能評価では 断熱性能を数値によって表示するようになりました。

例えば 省エネルギーが 購入の重要ポイントだとする客が、比較検討することができるようになっています。断熱性能を気にしているお客さんが ハウスメーカーと 小さい工務店で競合したとします。 小さい工務店の方は 断熱性能を ハウスメーカーより優れた数値になるように再設計することで 競争に勝てるようになってきました。

大きいメーカーの住宅工法システムは 膨大なもので 簡単に変えることができませんが 工務店では その1軒だけの変更は簡単です。 性能評価を武器に 大きなハウスメーカーに対して競争し勝てるようになってきました。

小さい工務店が 恐竜のように大きな住宅メーカーと互角以上に戦えるようになってきたのです。

これからは 大手の住宅メーカーだけでなく 地域の優良工務店やホームビルダーとの関係を大事にすることで これからの厳しい時代に立ち向かえるようになると言えるのではないでしょうか。

この地域ホームビルダーの例があります。 オーセブンHPの設計室便り 「北の街便り 札幌の住宅団地にて」をご覧ください。