【開発現場から】2020/12/22
64ビット時代の幕開け
今はもうほとんどの人が当たり前に64ビット版のWindowsを使っていることと思います。もし古いPCをお使いで、Windowsが64ビットか32ビットか気にしたこともない。。。という方はお手数ですが調べてみて頂けますでしょうか。Windowsの設定から 設定→システム→詳細情報 と進み、「システムの種類」のところが“64 ビット オペレーティング システム”か“32 ビット オペレーティング システム”かで判定できます。
 |
64ビットの利点は何と言っても4GBの制限がなくなりたくさんのメモリを使えるようになることです。ただ、実のところそれくらいしかめぼしい利点はありません。速度も32ビットと64ビットでほとんど変わりません。
それもあって最初はあまり普及しなかった64ビットですが、今や8GBや16GBのメモリを積んだパソコンが普通に売られるようになって、64ビットでないとパソコンの性能を活かしきれない時代になりました。
32ビット版Windowsの終わりはまずなんといってもWindows7のサポート終了が大きいでしょう。Windows7の32ビット版のユーザがWindows10へ移行したことで、32ビット版のシェアがぐっと下がりました。現在お店で販売されているパソコンのWindowsは全て64ビット版です。
32ビット版Windowsをサポートしなくなったデバイスドライバも多いです。特にグラフィックドライバはどのメーカーも新しいものは64ビット版しか提供しなくなっています。古いドライバで使い続けることもできますが当然新しい機能には対応しません。
このような情勢で32ビット版のサポートを終了し64ビット専用となるアプリケーションが増えいて、そのため64ビット版Windowsへの移行を余儀なくされるユーザによって、32ビット版Windowsの少ないシェアがさらに少なくなっています。
オーセブンでは、SpeedPlanner Officeや橘ローカルなどの新しいアプリケーションは最初から64ビットに対応しています。
O7CADをはじめとする従来からのオーセブンのアプリケーションは既存ユーザー様のサポートを重視して32ビットを継続してまいりましたが、Windows7のサポートが終了したこと、今のパソコンの性能を活かすには64ビットへの移行が不可欠な状況となっていることから、今後の商品は64ビットへと移行していきます。何卒ご了承ください。
