現在、世界的な木材不足により価格が高騰し、
その名も「ウッドショック」中とのこと。
ここでも新型コロナウィルスが関係しているようです。
去年のマスクショックと背景は似ています。
日本のマスクの大半は、中国で生産され、それを輸入していました。
コロナになると、中国での国内消費が優先され、輸出が制限され
結果的に日本では品薄になり、価格も高騰いたしました。
今回のウッドショックですが、起因はアメリカでした。
アメリカは、コロナにより住宅市場が大きく冷え込みました。
その冷え込みに合わせて木材の生産調整もおこなわれました。
しかし、在宅・リモートワークの普及により、住宅や家具など
木材の需要が急増。
やむなく生産調整をしたのに、気付くと平時よりも需要が増え、
需給のバランスがドカンと崩れました。皮肉なものです。
アメリカに限らず、どの国も同様の調整とリバウンドをおこしました。
日本の住宅木材自給率は4割弱。残り6割強を輸入木材に頼っています。
アメリカはじめ、日本に輸出してくれていた木材を自国消費にまわすと
輸入に頼っていた国では、品薄と価格高騰がうまれる。という構図です。
日本国内で調達できないの?とも思いますが、木材は切り出して乾燥させて
カットして商品となります。一朝一夕で木材不足の解消はできません。
さらに悪いことは重なり、中国経済も関わってきます。
中国はコロナから一早く復活し、他国より先んじて経済活動を再開しました。
対中国の輸出入も急増し、中国国内の住宅市場も増加。
輸送に関わるコンテナ船の取り合いもあり輸送費も高騰しています。
「住宅が欲しい」という需要や、巣ごもり需要でリフォーム・リガーデン
への投資があるというのは安心材料ですが、工事がストップしたり、
価格が落ち着かないのは困りますね。
他にも、半導体不足によりパソコンやディスプレイも品薄だったり
自動車も新車の納車は10月以降。などというニュースもありました。
日々、まだまだニュースはコロナ一色ですが、それでも報道が
追い付かないところまで影響が及んでいます。
ちょっと退屈ですが、自粛生活を継続いたします。
追伸。
オリンピック…どうなっちゃうんでしょうかね…。
ゴルフは、マスターズ優勝の松山くん、全米女子オープン優勝の笹生さん、
おめでとうございました。畑岡さんもスゴかった!(祝)