【開発現場から】2021/12/01
オーセブンCADバージョン10の思い出
いつもオーセブンCADをお使いいただきありがとうございます。
2013年の春にリリースされたオーセブンCADの「バージョン10(10.5)」がこの12月でサポート終了となります。
このバージョンからe-Boradが標準となりネットワークを生かした機能が多く搭載されました。少し振り返ってみたいと思います。
オーセブンCAD「バージョン10(10.5)」についてはこの12月で、ソフトウェアアップデート、コンテンツアップデート、通常サポート範囲での電話サポート等、を終了させていただくことになりました。
発売開始以来8年余りにも及びソフトウェアの修正や改良、新製品コンテンツのアップデートを続けてまいりましたので、現在でも十分な完成度を持った製品だという評価を頂いております。
開発部の人間としては長年機能改善に取り組んできましたので、非常に愛着を感じております。
「バージョン10」の大きな特徴は、クラウド共有ボックス「e-Borad」を中心とした多くの新機能が搭載されたことです。
当時はクラウドへデータを保存することへの不安感などがまだあったと記憶しています。
ですが、場所を選ばす同時に情報を共有できることや、見積もりの連動、大容量データの扱い、サーバー上での高速処理など、現在のプログラムにおいては大切な要素となっています。
「バージョン10」はまさに転換点であったといえるのではないでしょうか。
○バージョン10で追加された作図機能
・詳細な目地あわせ機能
・選択「非表示」機能
・角度を指定して回転
・複数補助線の長さを一度に変更
・ユーザー登録したデータの削除、名称変更
○バージョン10で追加されたレンダリング、レタッチ機能
・方位影レンダリング
・影シミュレーションVR機能
・カメラ編集(名前の変更、削除、複製)
・QRコード作成機能
・レタッチぼかしフレーム
○バージョン10.5で追加された作図機能
・道路デザイナー
・配列複製にZ値の入力ができる
・注釈レイヤーで反転機能
・引き出し線と寸法線が分解できる
○バージョン10.5で追加されたレンダリング、レタッチ機能
・SPファインダー
・テクスチャの反転
また、「e-put web」や「CADプラス」 がオプション機能として選択できるようになりました。
こうして見てみると、「バージョン10」から多くの機能が「07CAD03」へ引き継がれているかが分かります。
「バージョン10」のサポートは終わってしまいますが、最新バージョンの「07CAD03」は「バージョン10」をお使いのユーザー様にもご満足いただける製品となっておりますので、ぜひご検討ください。
オーセブンCAD「バージョン10」はWindows10、Windows11の動作保障はしておりません。
バージョンアップや、ライセンスの追加などのご相談は、各担当営業もしくは、オーセブン株式会社 営業推進部 048-840-1577 までお問合せ下さい。
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