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アメリカがくしゃみをすると 日本は肺炎になる。といわれてきたが 本当なのだろうか?


アメリカ経済がいろいろの問題で 株が下がり 大変なようです。テレビでも経済評論家が不安にさせるような話をしています。明日にでも財布の中身が空っぽになってしまいそうな話をしています。

確かに 私の子供のころは  今月の国際収支は赤字だ 黒字だと毎月一回は ラジオのトップニュースになっていました。子供心に 赤字だと首切りが起こって 赤い血が流されるような恐怖感を持った思い出もありました。そのころなら アメリカのくしゃみが 肺炎になるぐらい 経済規模が違い過ぎていたので そんな比喩も理解されやすいことでした。

今回もアメリカの住宅バブルの崩壊が起こり 世界的に金融不安を引き起こしていますが 私たちの生活に どれほどの影響があるか と 考えてみると 経済評論家の言うよな不安などないと 思います。

日本人にとって 何の資産もなく 成長だけが頼りで ここまで来る過程では 経済不況は 大きい心配事でした。アメリカ依存の輸出産業に偏った産業構造では アメリカ経済の行方が大問題でした。


日本が豊かになったのは 経済成長のおかげですが それ以上に 戦争をしない時間が半世紀以上も続くことで 豊かさに厚みがでて来ています。少しぐらいの不景気では 何も 大きい問題は起きないと思います。1400兆円の個人資産があるといわれています。今回のブッシュ大統領の素早い経済救済策も15兆円の投資が問題を解決するという程度のことです。

60年 平和が続くことで 今の しっかりした 豊かさが手に入ったのです。これを絶やさないためには 戦争をしないことと 不景気風に脅かされて 背中を丸めて後ろ向きになっては それこそ経済評論家にのせられているに過ぎないことではないでしょうか。