【開発現場から】2023/01/11
Windows8.1 サポート終了
2023年1月10日、microsoftのwindows8.1へのサポートが終了しました。
Windows8.1をお使いのお客様は早急に新しいPCへ移行されることをお勧めします。
■セキュリティリスクの低下
テクニカルアシスタンスおよびソフトウェア更新プログラム(拡張セキュリティ更新プログラムESU含む)が提供されなくなりますので、セキュリティリスクが大きく増加します。
アンチウィルス機能もWindows10以降のWindowsセキュリティと比べると、レベルが低いものです。
ウィルスは社内に入られたら大きな損害が出ます。1台でも感染してはいけません。
メールだけ見ても、私は毎日数十通の悪意あるメールを受信しています。
入っていないアマゾンプライムやえきねっとなど何回解約されたか数え切れません。
■障害から復帰しにくい/できなくなる
サポート終了とともに、システム更新のいくつかは配信停止になります。
過去の7やVistaのときに起こったことですが、必要なシステムがダウンロードできなくなってしまうため、お助けできないことがありました。
8.1でも同じことが起こるだろうと予想しています。
■PCの寿命
Windows8.1が2013年秋に出て、Windows10が2015年夏に出ているので、Windows8.1をお使いのお客様は2016年初くらいまでに購入されたPCをお使いだと思われます。
PCは精密品の集まりで出来ています。
少なくとも6年はお使いなられていますから、寿命が近いかもしれません。
電源が入るうちに次の環境へ引越しをすることも大切なリスクヘッジになります。
◇感慨深いWindows8.1
Windows8.1が出たころ、アプリケーションUIデザインは世界的にタイルデザイン、シンプルデザインが流行っていて、みんなぺったんこになっていました。
それまでの凝ったアイコンではない抽象的なデザインは何が上質感かを考えさせてもらう良い機会になりました。
また技術面ではWindowsPhoneやタブレットとの統合を目指していたり(失敗)、IoT関連のエンジンが積まれたり(不発)と、Windows10に受け継がれる技術が作られていったように感じます。
人気はあまりなかったWindows8.1ですが、面白い製品だったと思います。