ここ数年でだんだん3Dプリンター建築の実例が出てきました。徐々に盛り上がってきましたが、ついに日本にも大きな波が来るかもしれません。

兵庫県のセレンディクス株式会社が国内初の3Dプリント住宅を発表して1年が経とうとしています。 そして今年には49平米の平屋住宅(水回りつき)を500万円で発売する計画があるそうです。3Dプリンターというイノベーションを利用した、革新的な住宅ですね。

この住宅は、壁厚30cmのコンクリート製で耐震性能も備えているそうです。バストイレ、キッチンも備えて500万円で買える3Dプリント住宅です。実現すれば一気に時代が進むかもしれません。詳しくはプレスリリースをご覧ください。

3Dプリンターは一般にもかなりの広がりを見せています。何か物を買おうと思ったときに、いやまてよ、3Dプリンターで出せるかな? と考える人が増えています。 20cm悔いのサイズのものでしたら、数万円の3Dプリンターで誤差1mm以下の正確なサイズで出力することができます。

私自身もちょっとした道具を3Dプリンターで作ることがありますが、世の中には、オープンカーの屋根を3Dプリンターで作ったり、買うよりも安いという理由でかなり大型のものを出力する人もいます。

今年は、庭の製品も3Dプリンター製のものが出てくるかもしれません。3Dプリンターは繊細で複雑な造形をすることができます。表札や庭まわりの照明など、面白いデザインが現れるかもしれません。住宅ができたのですから、エクステリア業界にも早晩この波は打ち寄せるでしょう。