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【デザイン】 設計室便り
緑のお便り【オリーブの木】
エクステリア図面CADデータサービスのオーセブン設計室からのお便りです。 たくましく生命力のあるオリーブはガーデンで人気の高い樹木の一つです。3月・4月は、丁度オリーブの植え付け・植え替えの時期にあたります。あなたのお庭にも是非いかがでしょうか!

 地中海沿岸地域では何1000年も前から栽培され続けられてきました。
日本でも、果実や果汁が食材や美容製品として使用されて、誰もが親しみのあるこの『オリーブ』について紹介したいと思います。

【特徴】
モクセイ科オリーブ属常緑中高木で、太陽と温暖な気候と水はけのよい土壌を好みます。
品種はなんと1000種類以上もあり葉や実の形やその成分が少しずつ違います。
成長が早くよく育ちます。
枝葉がぐんぐん伸びる頃かわいらしい小さな花を咲かせ、やがて小さな実をつけます。
ふっくら育ってくると、グリーンのフレッシュな実はドルチェなどにして味わえます。
秋になると赤味を帯びて冬になると黒紫色に熟していきます。
四季を通していろんな表情をみせるので季節を感じて楽しめる樹木だと思います。


【果実】
食卓:ドルチェ。オリーブオイルを使った地中海料理。
ヨーロッパでは離乳食にとりいれられている。
美容・健康:老化を防ぐ抗酸化物質がお肌のサビを防ぎ、癌や動脈硬化などの成人病の予防に効く成分も含まれており、からだによい。ご家庭でも自家製オイルが作れるみたいですよ☆品種や収穫時期によって味も色もいろいろだそうです。実もいろんな風味の保存の仕方があるようです。〔拡大図〕

【育て方ポイント①】
オリーブは自家受粉しにくいので、違う品種で2本以上植えましょう。どちらかを花付いい品種(例:ネバディロブランコ)を選んでおくと実のつく率が増えます。

【育て方ポイント②】
木の若さ樹形の美しさを保ち、実を上手に実らすためには、思い切った剪定と害虫と水遣りがポイントです。
とくに『剪定』のお手入れが元気に育てるカギを握っています。(2月に行います)
ただ、その年に伸びた新梢に翌年実をつけるので『剪定』の仕方を知ったうえで行いましょう。
(注:実をつけるようになるには木が大人に生長していないとなりません。)

【育て方ポイント③】
オリーブは地中海沿岸地域のような太陽の光がサンサンと降り注ぐ環境のなかで元気に育つ樹木です。
日照時間や気温が悪条件だと、元気に育ちません。
寒い地域ではコンテナで育てると寒い時期、移動させてあげることができますよ。

①コンテナ(大きめ)で育てる
ゆったりと植える。根鉢の3倍が目安。育てたいい大きさに合わせてテラコッタを選びましょう。
②地植えで育てる
丈夫に育ちます。どちらも支柱をたてて水はけよくして育てましょう。〔拡大図〕
【品種選び】
品種は用途に合わせて選ぶとよいですよー。
オリーブの木の楽しみ方は、シンボルツリーにしたり、垣根として目隠しに使用したり、コンテナでそだてたり、花や実を楽しんだりと様々です。
好みの樹形や実のなり方合わせて品種選びをして、それぞれの個性を生かすとお庭の中でのオリーブの役割度もUPすると思います。

〔拡大図〕

〔拡大図〕

また、オリーブの葉の裏が銀白色なことを活かして、夜のライトUPでも楽しめますよ。
いろんな色の光をあててあげると、こんなにも綺麗です。数秒ごとに色の変わるスポットライトなどあると色移りがステキな演出になると思います。
▼大阪のサントリーミュージアムでのスナップ

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是非、オリーブを元気に育てて、内側からも外側からも健やかでスタイリッシュなライフを。maki