名古屋会場は、中村区名駅のウィンク愛知。この日は朝からしっとりと雨が降っていました。私が会場に到着した時間帯では、傘をさすか、ささないか、判断に困る程度の雨でしたので、当日現場の段取りで悩まれる工事店様もいらっしゃったのではないかと思います。 |
定刻にほぼおそろいいただいたお客様を前に、まずは、オーセブンスタッフよりご挨拶。この日のスケジュールをご説明します。 午前中は、クラウドを利用したプレゼン手法や業務管理といった、オーセブンの最新ツールのご紹介、午後はライティングセミナーを中心に、CAD操作やプランニングに関する講習です。 |
午前の部、第一部では、クラウドとエクステリアVRを使ったペーパーレス提案のご紹介から。オーセブンCAD上で作成したエクステリアVRを、クラウド型業務管理ツールのe-Boardにアップロード。そして、iPadやスマートフォン、プレゼン用PCなどからリアルタイムでイメージビューイング。 エクステリアVRでは、鳥瞰的にプランを見て回ったり、カメラの軌道を設定してウォークスルー的な使い方をしたり、更に日陰シミュレーションなども可能となっています。 ここでは実際に参加者の皆様がエクステリアVRのカメラ設定から作成まで体験、また、クラウドへのアップロードの様子もご覧いただきました。 今回はまだe-Boardなどお使いでないユーザー様も参加されているため、スタッフが小まめにフォローに回っています。 |
休憩を挟み、午前の部 第2部へ。まずはe-Boardをご活用してらっしゃるユーザー様へのインタビューをご覧いただきました。複数のスタッフから、いつでもどこからでも情報を共有できるクラウドスタイルは、営業スタッフや現場を多数抱える企業から、少数精鋭の専門ショップまで、幅広く対応します。 また、アンケートで「ここが便利!」とお客様からお答えいただいた機能を中心に、ご紹介していきました。仮に肝であるクラウド機能を省いたとしても、顧客や物件、スケジュール管理ツールとしての優秀さもご理解いただけたと思います。 |
e-Boardは、Windows用とiOS用に、無料で配布されている07Viewerというアプリから利用することが出来ます。参加されたユーザー様の中には、さっそく自前のiPadから07Viewerで確認されている方も。こうした手軽さが、人気の秘訣なんですね。 続く、クラウド型積算ツール e-Putのご紹介では、CADからの拾い出し、そして見積作成画面へ。 e-Putは、原価と必要な粗利から単価を算定したり、逆に標準単価と工事原価から粗利を出してみて調整したり、とユーザー様のやり方に合わせての積算が可能です。日頃実務に携わってるユーザーの皆様からは強い関心を持っていただけた様子。 |
さて、午後からは、特別講演となります、パナソニック株式会社エコソリューション社様による、ライティングセミナーです。講師を務めていただくのは、ライティング事業部 中部地区担当のカリスマ講師こと墨様。 お昼休みの間に、セミナーで実演するための照明器具も準備されており、なんだかワクワクしてきました。 |
さてその光りの強弱は、カタログ上では、100形、60形、40〜60形といった表記で表されます。100形とは、100Wの電球相当の明るさということ。こちらも、実際の製品を使って実演していただきました。うむ、とてもわかりやすいです。 上からそれぞれ、100形/集光配光、60形/集光配光、50形/拡散配光の例。100形では4〜5m程度の高木を照らすことが出来ます。シンボルツリーにぴったりですね。ついどのあかりも明るくしてしまいがちなんですが、明るさと光りの広がり方のメリハリを付けることで、奥行きや空間の広がりを見せることが出来ます。 なお、パナソニック・エクステリア照明カタログにも詳しい説明がありますが、三角形の配置は、視認性、雰囲気(演出)、防犯対策の3つの機能を満たすためにも必要なんですね。 この他、アプローチの段差や、ガレージ、パティオなどで必要とされる照明の位置など、日頃プランニングでふと躓いてしまうポイントへの的確なレクチャーをいただきました。 |
実演では、具体的な商品の紹介もありました。 門袖の構造体としてよく使われるコンクリートブロック。その規格に合わせてすっきり収まるようにサイズ設定されたモジュールライト。 立方体や直方体、細長いライン形状のもの。設置箇所や向き、求められる機能によって、拡散タイプや遮光タイプがあり、その組合せで様々なバリエーションが用意されています。 |
そしてこちらは、住宅用LEDのシリーズ「美ルック(みるっく)」。パナソニック独自の光のスペクトル制御技術で、本来の色味をより美しく引き立てます。 左が美ルック、右が通常のLEDダウンライト。写真でもはっきりわかりますように(もちろん加工はしてませんよ!)、左側で赤の色がより鮮明に見えています。緑も良く映えますので、植栽へのライティングにはもってこいですね。 |
休憩時間には、女性の肌もより美しく表現されるとあって、皆さん興味津々なご様子。 | 植栽や砂利など、素材の質感表現のための設置方法など。低い位置に置くことで、デティールを浮かび上がらせることが出来ます。 | ライティングセミナーが終わり、質問コーナーへ。参加されたユーザー様からも活発なご意見が。 | 終了後も、パナソニックスタッフの皆様が個別にユーザー様へお質問に答えてくださいました。 |
午後の部 続いて第二部はオーセブンによる、ライティングのスキルアップセミナー。CAD上のプランに、パナソニック照明を設置し、設定してみましょう。 オーセブンCADでは、デフォルトでお使いいただける設定が入っていますので、そのまま夜景表現も出来るのですが、ここではeE-Painterの効果設定を更に細かく設定し、他社プランとの差別化に使えるテクニックをご紹介しています。 そして、プレゼンのスキルアップとして、バージョン10.5搭載のSPファインダー、オプションのオーセブンCADプラス搭載のSPパレットを駆使して、お手軽に手描き風イメージパースを作る方法。ご参加の皆様にも操作していただきました。 SPパレットは手軽でいて、それでいて奥深いツールです。設定一つ変えることで様々な表情を描き出すことが出来ます。今後オーセブンスタッフの思いつかなかったアイデアも、ユーザー様から出てくるかも知れませんね。 |
こうして、セミナーも無事に終わり、最後に中部地区担当営業の福永より、参加者へのご挨拶。 オーセブンが設立以来ずっとCADの独自エンジン開発にこだわってきたこと、結果、今回のセミナーでご覧いただいたように、クラウド活用やプレゼンテーションとも連動したシステム構築が可能となったこと、その全ては、ユーザー様のお力となるべく進められてきたことなどお話しいたしました。 セミナーの後、ユーザー様、パナソニック様、オーセブンスタッフを交えた懇親会も開かれました。同じエリアのユーザー様同士で新しいつながりをお持ちいただいたりと、パナソニック様の講演テーマではないですけれども、人と人とのつながりを実感できた、楽しい会となりました。 |