【展示会レポート】EXE2016 前編
さる、4/22、23の二日間、東京ビッグサイトにて、国内最大級のエクステリア建材展示会 エクステリア・エキシビション2016が開催されました。本レポートでは、当日の会場の様子をピックアップしてお伝えしていきたいと思います。
まずは、オーセブンブースからご紹介。赤い壁紙で印象的なブースは、遠目で見てもよく分かり、沢山のお客様が足を止めてご覧くださいました。
なるほど、上空からやってきて、荷物を置いて帰って行ってしまうドローンから、荷物を受け取り保管するには、こうした機構が必要になってくるのかも知れませんねえ。まだコンセプト段階で商品化されているわけではないようですが、先を見据えた面白い製品です。
NEWエクシオール ジーマ、2016年秋発売予定だそうです。
この後の展示会で要チェックですよ。
さて、駆け足でしたが西1ホールの様子、如何でしたでしょうか。後編では、西2ホールの様子をお伝えしていきたいと思います。お楽しみに。
まずは、オーセブンブースからご紹介。赤い壁紙で印象的なブースは、遠目で見てもよく分かり、沢山のお客様が足を止めてご覧くださいました。
今回の展示で一番好評だったのは、バージョン11.5に搭載された新機能 スタンドインVRのデモ。オーセブンCADで作成したスタンドインVR仕様のパースをサーバにアップロードし、スマフォやタブレット、PCからご覧になれるというもの。特にスマフォからだと、このVRゴーグルで覗き込むことによって、非常に臨場感のある体験を得られます。 |
さて、それでは全てのブースをご紹介出来ないので、ピックアップして見て行きましょう。前編では西1ホールから。 グレーチング、ルーフドレンなど建築金物で有名な、中部コーポレーション。昨年初めてEXEに出展。2回目となる今年はよりこなれた感じで展示していました。カラフルなミニチュアの自転車は、実は自転車用の輪留め「サイジェ」。サイクル(自転車)とオブジェからきたネーミング。他にボールタイプやもっとシンプルなタイプも。 |
こちらも昨年が初出展の日本キャタピラー。 業務で重機を扱う業者さんも多く来場していて、皆さん気になるようです。 また、ご存じの方も多いと思いますが、日本キャタピラーでは、車両系建設機械や玉掛け、高所作業などの資格講習も受け付けています。 | (かつての)男の子なら心躍る、紙製の重機達。キャタピラが社名と知った時の衝撃は今でも忘れません。 個人的に教えていただいて驚いたのが、草刈りで使う刈払機取扱作業という資格。個人の庭などの場合は大丈夫ですが、河川や道路維持業務で使用する場合は、安全衛生講習の受講が必要なのだそうです。 |
リアルな人工芝「クローバーターフ」を取り扱う、PAEグローバルのブース。レギュラータイプの他、高耐久のプレミアム、樹脂感を無くしてよりリアルな艶消しタイプ、きめ細かなカールタイプ、さらに温度抑制剤を練り込んだ遮熱タイプと、用途によるバリエーションが豊富なのが特徴です。 |
続いて、コラボLEXのブースです。 コラボLEXは、石材やステンレス材など、異なるジャンルの16社の建材メーカーの集まり。 グラスヒュッテ・オダはその中でも北陸に本拠地を置く表札メーカー。一般向けネット通販でも良く知られていると思います。 手作りガラス表札の「ジ・アース」は、大自然をモチーフにした正方形のガラス表札。ガラスが多層構造になっていて、中景、遠景と広がる遠近感があります。 |
こちら、説明を聞いて面白いと思ったのが、「表札塔」。北陸などの雪深い地域では、表札とポストを一体にせず、ポストは家側に付けてしまうことが多いそうです。自然、表札だけ独立した存在になりますので、そのためのポールが「表札塔」です。もちろん付けようと思えばポストも付くのでしょうが、表札のみに徹したポールの発想はなんとも潔いです。 |
異素材のコラボレーションならではの企画。同じくコラボLEXメンバーの輸入石材商社ランドイン提供の板石をサインに。アプローチに埋込み。 | これは恐竜の足跡かな。「TYRANNOSAURUS」と書いてありますね。子供の集まる公共施設にも良いでしょうし、恐竜大好きなお父さん、お子さんのいるお宅のアプローチのアクセントにも。 |
樹脂製竹垣メーカーのグローベンからは、天然銘竹の美しさをそのまま再現した、樹脂製竹パネル「リアルフィット」が公開されていました。パターンは全部で7種類。 | 施工は簡単な接着工法で。従来の竹垣ユニットのパネルとしても使えますし、このように門袖壁の一部に貼り付けて、アクセントとして使うことも出来ます。斜めのタイプは現地加工の必要がないように、カットされたユニットが用意されています。 |
ロートアイアンのナルディック。お馴染みの鍛鉄作業実演が行われていました。やはりEXEにはこれがないと、とお思いのお客様も多かったのではないかと思います。 真っ赤に焼けた鉄を力の限り叩く、鍛える。 なんとも大変な作業ですが、そうして出来た製品は、鉄という無機の素材を、独特の美しさと機能を持ち合わせたものへと生まれ変わります。 |
壁付けタイプの郵便ポスト クエロ。革製バッグのイメージそのまま。フロントに付いたポケット状の装飾がいいですね、特に真鍮製のボタン。本体は亜鉛鋼板ですが、蓋部分には軽量のアルミを使うなど、金属の特性を活かした使い分けが為されています。 下の写真は、ひねりを入れているところ。 |
埼玉の金物メーカー 大里。サインの装飾金物ブランド「SCULPS」商品を紹介しています。 表札の後付を可能にする金具、「ELM-1」とワンタッチで着脱可能な「ELM-2」を展示。 ところで、気になったのがブースの最前に展示してある製品。「ドローンポスト」とありました。 なんと将来一般化するかも知れない、ドローンによる配送をイメージしたポストなのでした。 |
こうやってドローンがやってきます。 | 荷物を置きます。 | 自動で収納されます。 |
昨年の秋、関東・東北地方を襲った記録的豪雨による洪水被害はまだ記憶に新しいところです。 普段の生活では考えられないような浸水に対して、ガレージ内の資産を守ろうという、ヨドガレージ ラヴィージュの止水仕様デモが注目を浴びていました。通常のシャッターとは少し違うパネルの付いた外観。さて、どんなデモなんでしょう。 |
見ていると、ガレージの前面、道路側から水がわき出ています。近所の川が決壊したイメージですね。 | 見る見る溜まっていく水。しかしシャッターはびくともしていませんし、水が浸入していく様子もありません。 | 横から見ると非常によく分かります。内と外で水位差が出来ています。想像すると分かると思いますが、これだけでもかなりの水圧が掛かっていると思いますよ。 |
さてこちらは、ガーデン建材のタカショー ブースです。昨年全面ガラスのスタイリッシュな外観で話題となった、オールグラスポーチの新タイプ スライドシステムが展示されていました。下レールで引き戸を支える形式で、止水や機密性が向上しているようです。 |
アルミ建材から塗装、舗装建材まで幅広く扱う、四国化成工業のブース。今回はオープン外構の演出に有効な、ゲートユニットやスクリーン、門柱をユニット化したシステム エクサクをフィーチャー。 LEDを柱内に組込んで、夜のファサードに浮かび上がらせる発送は、とてもユニークです。今回はあまり詳しく見る時間がありませんでしたので、名古屋、大阪の展示会でじっくり見てきたいと思います。 |
そして前編最後のご紹介。住生活企業LIXILの巨大なブース。やはり今回は新商品をご紹介するスペースもありませんので、次回のお楽しみにしていただくとして、ざっと目に付いたところだけをご覧いただきましょう。 |
昨年から始まったメイキングアップファサードキャンペーン。今年もさらにパワーアップして展開していくようです。 乾式デザインウォールのテグランNeoやデザイナーズパーツ、エクステリアライト「美彩」をつかった住宅の顔であるファサード周りのデコレーション。2016年の新商品として、「Gルーフ ポイントルーフタイプ」やウォールスクリーンも加わり、充実度が増しています。 LIXILでは、工事店、販売店向けにプロモーションのためのツールを用意しているとのこと。 また、ファサードパートナーサイトの公開も5月中旬に予定しているそうです。ファサードプランのイメージ画像や商品情報が提供されます。 |
オーセブンのオーセブンCADにも、発売済みのLIXILの2016年新商品は既に搭載済み。5/2からLIXILエクステリアコンテスト2016の施工作品募集が始まっていますので、オーセブンCADにて新商品を図面織り込みの上、是非応募してみて下さい。 |
それともう一つ。LIXILと言えばファサードだけでなく、自然浴。自然浴と言えば、エクシオール。エクシオールと言えば、ジーマ。 というわけで、参考出品のリニューアルしたジーマの展示がありました。もうジーマ発売から10年になりますか。奇しくも発売開始当時、内覧会でご説明いただいたスタッフの方から、このNEWエクシオール ジーマの説明を伺うことが出来ました。 |
NEWジーマ、内軒天井がオプションで用意されています。これにより、照明を任意の箇所に設置。これにより屋内からの延長としての空間的な性格を持ち得ます。 | 折り戸のレール周りも改良されています。外観からしても、折り戸の枠が細くなり、よりスタイリッシュな印象を持ちます。 |
この後の展示会で要チェックですよ。
さて、駆け足でしたが西1ホールの様子、如何でしたでしょうか。後編では、西2ホールの様子をお伝えしていきたいと思います。お楽しみに。