オーセブンCADコンテスト2022
学校部門受賞作品
花見公園
鳥取県立倉吉農業高等学校 環境科
小谷 奏美 様
作品コンセプト
私は環境科でフラワーを専攻しています。そのため花をモチーフにした公園を作りたいと思い、花見のできる公園にしました。
感想と創意工夫点
自分が絶対に設置したいものが多すぎて一つひとつの配置を考えるのにとても苦戦しましたが、利用する方の立場になって考えながら作っていくことで、自分の納得する作品を作ることができたので良かったです。
オーセブンからのコメント
花見の出来る公園というテーマでまとめた街区公園のプランのテーマが明確に表現出来ているすばらしい作品です。
一斉に色々な花が咲き乱れているパースですが、実際には春まだ寒い時期に咲くカンヒザクラ、まさに春爛漫の頃満開となるソメイヨシノ、少し遅れて花開く八重桜のギョイコウなど、花期の異なる桜を配植しているので、およそ1ヶ月に渡って、桜が楽しめる様なすばらしい配置とバランスです。特にカンヒザクラ（寒緋桜）はその名の通り緋色、ギョイコウ（御衣黄）は新緑のような淡緑色の花弁を持つ桜なので、花期ごとに違う雰囲気も楽しめます。
園路は桜の花びらをモチーフにしつつ、ゆったり歩ける広さを確保してバリアフリーを考慮しています。パース表現では、一部切り取ったような画角の取り方で広さを感じさせることで、シートを広げて満開の桜の下で楽しむ人々、水面に映る桜の見栄え、ベンチからゆったりと眺める様など様々なシチュエーションを想像できます。子供からお年寄りまで世代を超えて楽しめる素敵な公園です。
