オーセブンCADコンテスト2022
特別賞受賞作品
『フロントガーデンは家族の憩いの場』
株式会社ガーデンライフパートナー
植田 実 様
作品コンセプト
前面道路が急な坂道の立地条件。敷地内外の高低差をどのように説明しご理解いただけるかが最初のポイントでした。門柱は境界ブロック&フェンスと同じ高さ仕上げですが、門柱前に立つと高低差によって門柱が高く感じてしまいます。そのためエバーアートウッド角柱を間に挟むことで威圧感を和らげ、エバーアートボード2柄を使って仕上げました。
駐車場は媛り勾配の難しいプラン&施工となりましたが、300×600の『グラディエ』を使って間口のワイド感を演出しながら、建物までの距離を捻り勾配で左右レベルに納め、カーポートから奥の駐車場は一流れ勾配に仕上げました。
玄関アプローチはアールラインを基調とし、両脇に植栽をふんだんに配置して、見た目にも楽しくなるようなデザインにしました。
家族皆さんでガーデニングを楽しんでいただけるよう、またお子様と楽しくおうち時間を過ごせるプランをご提案させていただき、ご契約となりました。
感想と創意工夫点
前面道路が急すぎてしっくりくるプランが浮かばないとのことで弊社にご相談いただきました。坂上方からの見下げ目線は捨て、逆に植栽などで見せる(魅せる)デザインをご提案。門まわりが坂を上がっていく動線でよく見えるので、ここを重点的に考えました。もう少し小さめの門柱というお話もありましたが、ここはこのサイズがあった方がいい!と押し切らせていただきました。存在感のある、明るく開放感のある門まわりにしたかったのです。
お客様自身も建築関係ということもあり、高さ関係の説明はしっかり伝わり、難しかった高低差も問題なく施工完了しました。
毎回楽しみに弊社のプレゼンムービーを観に来られ、プランナーとしても毎回打ち合わせが楽しかったです。
オーセブンからのコメント
実際にお施主様にご提案されたプレゼンシートのご応募作品、O7CADをどの様に活用していらっしゃるのか、とてもよく分かる内容となっています。コンセプトから始まり、現況の紹介、ファサードと家族団らんの様子の提案、並べられたイメージパースと植栽計画書は、打合の後、お施主様が楽しげにご覧になるのだろうと想像が付きます。まさにO7CADでのプレゼンテーションのお手本の様な作品でした。
プランも高低差がかなりある前面道路にフェンスや植栽を要所要所で目隠しのカバーをしつつ、敷地内から見て圧迫感のないように配置した門袖は、効果的で素晴らしいと思いました。