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【セミナー便り】ポタージュガーデン YKKAP
ポタージュガーデンコンテナ
みなさんこんにちは。エクステリア・造園のオーセブンCAD設計室からのお便りです。
「ポタージュガーデン」という言葉を聞いたことがありますか?
ポタジェともいうようですが、見て楽しい食べて嬉しいガーデニングのことなんです。





今回のセミナー講師は、
有限会社サニベルグリーンハウス代表取締役 間室 照雄さん

間室氏は農家に生まれ育ち、父親に栽培について色々教わったことを話してくれました。野菜にとても詳しくコンパニオンプランツの話も聞き逃せない内容でした。同じ埼玉県でしたのでちょっと嬉しい。丁寧にお話くださったこと嬉しかったです。

■ポタージュガーデンとは

見た目の美しさにも気を使いながら、野菜を育てる装飾菜園のことで、語源はポタージュスープから来ているそうです。聞いただけでおいしそうですよね。

ポタージュガーデンは、花・木・野菜を混植、混作することで生育を促す作用と、病気の予防、害虫退治に高い効果をもたらすコンパニオンプランツの技術を取り入れた環境と人に優しい園芸なんです。
さにべる

ポタージュガーデンコンテナ
■ポタージュガーデンの基本
植物によって光・温度・水・季節など、必要量や適した環境が違うことを理解する。

寄せ植えの場合、適温が同じ植物同士植えるとか、
光を調節する為に、育った丈を考えて植えるとか、
生育季節が違う植物は、組み合わせて植えることで季節感のある立体的な利用ができます。

又、植物と植物の良い組み合わせ(コンパニオンプランツ)は、病気や害虫を防いだり、排水性の向上、風除け、日陰をつくることによる良い組み合わせになるものもあるということで、大変勉強になりました。

■環境
ポタージュガーデンをする際には、植物を植える環境を良く知る必要があります。
例えば、屋上なのか・ベランダなのか・道端なのか

または、容器が大きいのか、小さいのか、素焼きなのか、プラスチックなのか

さらに、季節による変化があるか?季節風・ビル風・落葉樹による光の変化

などなど、コンテナ栽培以外では、土壌の質も知っておくほうが良いようですね。

講師の間室氏はとても詳しくてすごい!もっと色々教えてほしい!
ポタージュガーデンコンテナ

コンテナポタージュガーデン
■コンテナによるポタージュガーデンの作り方

容器は、出来るだけ大きいものが良くて、木がいい。あとは素焼きも通気がいい。
水はけの良い土を選ぶこと。これが基本。

そして、植物の成長を考えて、立体的なデザインにすることが大事。
写真は、その場で実演してくださったコンテナで、作りながら立体的な将来像のお話をしていただきました。

そして。ポタージュガーデンは、いくつもの品種を組み合わせて相乗効果を得ることができるので、組み合わせを探すことから始めるといいようです。

■ポタージュガーデンにおけるコンパニオンプランツ

害虫の忌避効果&味への効果
バジル:トマトの根元に植えるとアブラムシがいなくなり、トマトの味が良くなる。
この時はバジルの管理がポイントで花を咲かせないように摘心する。

ねぎ:スイカと一緒に植えるとすいかのつるわれ病を防ぐ効果がある。又、根が絡み合って、少ない肥料で品質の良いスイカができる。

見た目も重要
チャイブ:ねぎの仲間で、適当な大きさになったら根元から切り取って食べるが、そのまま置くと、薄紫の花が咲いてきれい。

ウコン(紫うこん):草丈が60センチにもなるので、寄せ植えの主木として使える。葉は観葉植物としても使え、一年草との組み合わせが良い。


コンテナポタージュガーデン

すべて伝えきれませんが、充実した講習内容でした。
ポタージュガーデンって、知れば知るほどおもしろくなってきます。
また機会がありましたら参加したいです。さにべるさんにも行ってみようかなぁ。
とても勉強になりました。先生とYKKAPさんありがとうございました!


YKK AP 品川 / /
ご紹介したのは、YKK APの品川ショールームで開催されたセミナーでした。

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