葉山からのお便り 〜ソーラーパネルを取り付けました〜
寒さが厳しい毎日が続きますが、年が明けてから少しずつ日が長くなっているのを感じます。
家ができてからずっと保留中だった太陽光発電、我が家でもとうとう導入することになりました。
世界中でビジネスでもライフスタイルでも、なにかとエコの流れですが、昨年の震災以降、日本でも、より節電や省エネ意識が高まったと思います。
でも、なんでもかんでもエコだと言ってすぐ飛びつくのもどうかと思うので、太陽光発電も付けたいけど「いつかそのうち・・」くらいに思っていました。
やはり正直、家計に得になるのか、損になるのか、そこが一番気になるところです。
一昨年から、2〜3社ほどの方が営業に来られたのですが、ソーラーパネルを何KWh載せたらいくらかかって、どのくらい経済効果があるかなどシミュレーションして見積もりを作ってくれます。家族構成や電気の使用量、屋根の大きさ・向き・勾配、電気料金のプランなどその家によって効果には差があるようです。
しかし、世に普及し始めたとは言え、高額なパネルの元をとるまでにかかる期間はおよそ12〜15年。
この先、もっと発電効率の良いパネルができるかもしれない、たくさん普及して値段も安くなるかもしれない、途中で壊れたら・・、補助金はどうなっていくか、など、やはり簡単には決められません。
それに、ウン百万円するもの。我が家の経済状況ではいきなりポンとは買えません。家のローンが始まったばかりで、さらにローンという言葉には抵抗があり、何度かお断りしていたのですが・・・。
結局、一番お買い得な時期って誰にもわからないなぁ、と思い、電気代・売電代・ローンの支払いを差し引きしてもプラスになるなら、補助金が出て、売電価格(1KWhあたり42円)が下がらないうちに設置してしまおう、という結論に至りました。
取付の工事は1日で終わります。
朝イチでやってきて、12月末の寒い中、夕方真っ暗になるまでかけてソーラーパネル19枚(3.61KW)を取り付けてくれました。
新築時に一緒にパネルを取り付ける場合は、屋根と一体型がありますが、我が家は後付けなので下地を取り付けてからパネルを載せます。
新築時に取り付けたほうが少し割安みたいですが、後付けのメリットとしては、家の中が夏は涼しく冬は暖かいことだそうです。屋根とパネルの間に隙間ができるので、夏は直接太陽の光が屋根にあたらず、冬は断熱材の効果があるとのこと。部屋の温度にすると3〜4℃の差らしいですが、ちょっとでもそうなるといいですね。
取付完了です | 室内モニターです。停電時には自立運転になり、発電している時は12Aまで電気を使うことができます。 |
ソーラーパネルが付いてから、「晴れますように〜」と願う毎日です。
太陽光発電は、オール電化の家に適しています。
昼間の電気料金が高い時間帯はなるべく電気を使わず、発電して余剰電力を売る方にまわす。発電した分を使ってしまうより、売ったほうが値段が高いので昼間あまり家にいないお宅はちょっとお得です。
補助金は国からの分だけで3.61KWh×48000円で173280円でした。あと1年早く設置していたら1KWhあたり70000円だったので約25万円もらえたようです。売電の価格も48円/KWhから42円/KWhに下がっています。しかたないですね。
太陽光発電導入が我が家の家計に吉と出るか凶と出るか・・。まだ稼働して間もないので結果はわかりませんが、これからは節電を心がけて電気使用料は今までの3〜4割減に、そして年間4000KWh(168000円)発電が目標です。コスト回収まで15年。そこからは家で使う電気代の約8割をまかなえるようになりますが、その頃の太陽光発電のしくみはどうなっているのでしょう・・。今までどおり余った電気を買い取ってもらえるのか、我が家のパネルは発電し続けてくれているか・・。蓄電池で貯めておくようになるかもしれない・・。15年後になってみないとわかりませんね。
我が家が設置したのがきっかけで、先週、隣のお宅も導入を決めたそうです。びっくり。
仲間ができてちょっと安心してしまいました。
これからはCO2削減に少し貢献です。
導入を検討した時、このサイトを少し参考にしました。
・住宅用太陽光発電の販売・施工会社の選び方・ポイント
・太陽生活
余談ではありますが、 建物やエクステリア商品をCADで作成するとき、いろいろなハウスメーカーの建物があるのですが、ここ数年、新築時にソーラーパネルを取り付けるお宅がとても増えたと感じます。
エクステリア商品も、各社からカーポートの屋根にソーラーパネルと取り付けたものや、門柱に電気自動車用コンセントが内蔵されているものなど、今までなかった商品が発売されはじめています。 | |
※工事写真など提供して頂いた工事の方々、担当のHさん、ありがとうございました。