これは地中に埋める甕です。 昔は甕の大きさも形もさまざまだったそうですが、今はいい音が鳴るように製品化されたものがあったりするそうです。 甕の上に棒がくくりつけてありますね。 もちろん人力で地中に埋めます。 結構重そうです。。。 |
地中に埋めて防水処理をした土管の穴に甕を入れます。 結構大きい穴ですね。 |
水を入れて水位を調節します。 ここに上から水滴が落ちて、いい音がする仕組みです。 |
竹筒を使って水が落ちた時の音を確認します。 水位によって音が変わるので、慎重に。 「キン、キン」といいう金属音が一番いい音です。 今回は15cmくらい水を入れた状態が一番いい音になりました。 |
固定用の石を入れて | 水を調節して | また音を確認・・・ |
こうして調整した甕を埋めます。 周りに蹲を作っていきます。 水琴窟自体は埋まってしまって見えないんですね。 |
大きな石の設置には重機を使うことも。 | 石の位置も調整しながら・・・ | 配置が決定。 |
水琴窟をコンクリートで埋めて 上に手水鉢をセットします。 |
砂利などできれいにして完成です! 竹で水を引いて手水鉢から落ちた水滴が 水琴窟の中で「キン、キン」といい音をたてます。 職人さんたちの技術が在ればこそ! |
作成された水琴窟は新潟県三条市の保内公園内、茶室の前に設置されています。 ハイキングコースや温室もあり、四季折々の植物を見ながら散歩したり、イベントの日には植物のプレゼントや講習会なども行っています。 これから暑い季節です。 水琴窟の澄んだ音に癒されに行ってみてはいかがでしょうか。 きっと心地よい音に出会えると思います。 |