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【デザイン】 設計室便り
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EXE2014 エクステリアエキシビション会場からのお便り その2
EXE02-01
2014/4/11〜12、東京ビッグサイトにて、EXE2014エクステリア・エキシビションが開催されました。本特集記事では、出展されたメーカーの展示の様子を、3回に分け、余すところなくお伝えしたいと思います。今回は「EXE2014 エクステリアエキシビション会場からのお便り その1」に続いて「その2」。西1ホールから2ホールの角までのブースをご紹介。

EXE2014 タカショー
ガーデンエクステリア建材メーカーのタカショーブースです。近年はガーデンエクステリアのジャンルに留まらない商品展開を見せ、総合エクステリア建材メーカーと呼んでも差し支えのないラインナップです。今回は、建築外装材や門扉フェンス、車庫前門扉も大々的に展示。
エバーアートボード。高耐候性のラミネートシートを使った建築用外装材です。アルミ複合板なので、建築用の他、外構の独立壁などにも使用できます。展示のようにエバーアートウッド部材との組合せも可能。
エバーアートボード。高耐候性のラミネートシートを使った建築用外装材です。アルミ複合板なので、建築用の他、外構の独立壁などにも使用できます。展示のようにエバーアートウッド部材との組合せも可能。
スタイリッシュな伸縮門扉 エバーアートゲート。全体を支柱で分割することにより、ちょうど人の通れる幅のみ開けるなど、部分での開閉が可能となります。高さはH1800まで対応。また両開き片開き、角地、両開閉など様々なシチュエーションで使用できます。
「5番目の部屋」 5th Roomの展示。木調ラミネートシート仕上のエバースクリーンを中心に、奥に人工強化竹材エバーバンブー、手前にタンモクウッドなど。 / /
タカショーのルーツとも言える、人工強化竹垣 エバーバンブー。ABS樹脂製の精緻なディテールと、リアルな古竹のテクスチャにより、エバー(いつまでも)の名に恥じない耐久性と本物以上の本物らしさを持ち合わせています。
こちらももはや、タカショーの代名詞であると言っても過言ではない、エクステリアLED照明。照明器具のラインナップ充実度もさることながら、後付け可能なローボルトシステムの提案が配線アクセサリーなど含めて実にわかりやすく、普段電気工事に馴染みのない外構業者に好評です。
鋼材メーカーの淀川製鋼所ブースです。物置と言えば、一般的な外構建材よりさらに生活と密着した建材。そのためか展示は普段なかなか見ることのない、実演デモがメインとなっているようです。
鋼材メーカーの淀川製鋼所ブースです。物置と言えば、一般的な外構建材よりさらに生活と密着した建材。そのためか展示は普段なかなか見ることのない、実演デモがメインとなっているようです。
物置の施工は色々と工夫され、スピーディに仕上がるようになってきています。とはいえ、基礎周りなどしっかりと施工すべき箇所もあるので、プロにお任せしたいですね。後ろに見えるのは、ヨド物置エルモの新型LMDシリーズ。現行のLMCシリーズの後継となります。
エクステリア設計施工や資材販売を手がける、セキスイエクステリアのブースです。展示のメインは、ボビやマックスノブロックなどのデザインポストやサイン、照明。現在のように様々なメーカーからデザインポストが出るようになる以前は、デザイン性の高いポストを取り扱っている商社は数えるほどでした。セキスイエクステリアもその一つ。センスの良い展示と商品チョイスに、永年の蓄積が活かされています。
総合商社のユアサ商事ブースでは、防災倉庫や防災看板、備蓄品などの展示。そこかしこに書かれている「レジリエンス」とは防災、減災のこと。東日本大震災の教訓を例に上げるまでもなく、防災の意識は高まっています。国や自治体だけでなく、企業や個人でも、備えをしっかししていきたいと思います。
100人乗っても大丈夫というCMで良く知られている、稲葉製作所のブースでは、やはり普段お目にかかることの少ないような展示がありました。なんとも巨大なイナバ倉庫SGシリーズ。最大間口H3.2m、柱移動で有効開口5.5mまで対応で、マイクロバスまで収まってしまいます。農機具や大型機材の収納向け。

EXE2014 JAGテーマガーデン / /
西1ブースの一番奥には、ジャパンガーデンデザイナーズ協会(JAG)を中心としたメンバーによるテーマ展示がありました。作品タイトルは「グレースガーデン 〜品格とくつろぎの庭〜」。本展示会に出展しているメーカーの建材と造園資材を使い、「資材と緑の融合」をテーマとしています。

ファサードとなる表側は、パブリックスペースとしての品格を見せるべく、高質感のある素材を適度に織り交ぜています。
一方、くつろぎのスペースとなる裏側は、蛇籠や天然木のデッキ、フェンスと植栽を組み合わせてプライベート空間の確保。また小さいながらも池を設置し、水の音とやさしい緑で癒やしの空間を提供します。
EXE2014 JAGテーマガーデン / /
さて、ようやく西2ホールへ移ってきました。通路を抜けてすぐに目に入るのは、木造門塀を数多く手がける大林のブース。木造鉄骨ハイブリッド構造のFIT工法で門構えを造り、数寄屋門で培われた木製建具の技術で格子の自動引き戸を取付。
さて、ようやく西2ホールへ移ってきました。通路を抜けてすぐに目に入るのは、木造門塀を数多く手がける大林のブース。木造鉄骨ハイブリッド構造のFIT工法で門構えを造り、数寄屋門で培われた木製建具の技術で格子の自動引き戸を取付。
合同展示しているのは、店舗エクステリアのATOIS。石材やレンガなどの他、写真でご覧頂いている、店舗のプロモーションに使えるアニマルディスプレイなども。羊さんかわいい♪
表札メーカーのパイオニア 福彫のブースでは、新カタログ掲載の新商品を多数展示。ブースに見える「Find」の文字の通り、多彩な商品の中から、自分の好きなものを見つけたいですね。
ウォールアクセントサインとウォールデコ、デザインポストのグランの組合せ。ウォールデコのアーバンメッシュは、単色でなく、2枚組みにして表裏色違いを見せているのが良い感じです。
福彫の各種機能門柱。手前から2つめ、機能門柱ALTOのフレッシュグリーンのアクセントラインがカッコイイ。

続いてこちら、防草シート、人工芝のグリーンフィールド。防草シートと人工芝、両方に共通するのは、ローメンテナンスです。特に人工芝は、以前の物と比べ格段にリアリティと耐久性が増し、舗装仕上げ材として注目を浴びてます。
続いてこちら、防草シート、人工芝のグリーンフィールド。防草シートと人工芝、両方に共通するのは、ローメンテナンスです。特に人工芝は、以前の物と比べ格段にリアリティと耐久性が増し、舗装仕上げ材として注目を浴びてます。
あれ?ソーラーも始めたのかな?と一瞬思ってしまったのはナイショ。全国各地で建設が進められている太陽光発電設備も、山間部など僻地に作られることが多いため、やはりローメンテナンスは必須。防草シートで発電の邪魔となる雑草の繁茂を押さえます。
向かい側は、ブロックメーカー マチダコーポレーションのブースです。今年の商品開発コンセプトは『シンプル×ちょうどいい暮らし』とのこと。「マチダガーデンミュージアム」の表記も気になります。中央にあるのは、ユーキューブサターンとユーキューブジュピター。
展示は総じて博物館風に格調高く。中でも気になったのがこちら。外装用石材のスマートジョーカー。手前のパネルには「進撃のウォール」とだけ、ただ一言。これにはやられました。カッコ良すぎる。
ユーキューブシリーズの組合せ。サターン、マルス、ジュピター。床材は同じく200角ユニットのドットキューブ。ジュピターの凹凸施工はアップライトに映えそうです。ライティングを上手く使いたいですね。
そして、ブロックメーカー ユニソン。関東では、サインポストがメイン商材ですね。ここのブースはいつ見ても照明の使い方が上手です。喫茶店の看板風の案内板が良い感じ。BGSWebのデモというのが気になりますがチェックし損ねました(汗。
そして、ブロックメーカー ユニソン。関東では、サインポストがメイン商材ですね。ここのブースはいつ見ても照明の使い方が上手です。喫茶店の看板風の案内板が良い感じ。BGSWebのデモというのが気になりますがチェックし損ねました(汗。
秋に発売予定のユニソンオリジナル造作門柱2つ。参考出品です。こうした開発途中の製品をチェックできるのも展示会の楽しみ。アルミ組みの構造にボード貼って湿式で仕上げるといった感じでしょうか。豊富なユニソンの貼り材を使えてバリエーション豊かな仕上がりとなりそうです。楽しみ。
こちらは新発売のユニットウォールのシリーズ。奥からフレンテアリィ、ビルズアリィ、カーサアリィ、ファミアージュフォンテ2。モダン、ナチュラル、カジュアル、様々なスタイルの住宅に併せることが出来ます。
人気のコンクリート平板 ベガスもリニューアル。6月発売のベガスネオに。また同じくファブリックテイストの化粧ブロック リゲル、アルタ、カペラも登場。いや、びっくりしたのは、この展示、テーブル周辺だけ本物のファブロックフロアになってるんですよね。周囲のベガスネオとまったく違和感ありません。
ポストもますます充実してきてます。壁掛け式も多様なデザインがあって良いですが、実用性では口金に軍配が上がりますからからね。ラインナップが増えるのは大歓迎。アンティーク調のルージュなど、これまであまりなかったデザインなだけにデザイナーからしたら嬉しいんじゃないでしょうか。

その2、最後のご紹介は西2ホールのコーナーに位置する建材メーカーの四国化成です。

今回の展示では「家族が集う「リビングエクステリア」と住まいを飾る「フロントエリア」、このふたつのエリアを美しくリンクさせる「アートウォール」を中心としたシーン展開」が見所。例によって全景が収まりませんので、早速中に入って観ていきましょう。
EXE2014 四国化成ブース
フラット屋根がV字を描き、美しいフォルムのマイポートV(ファイブ)。前後勾配で柱部分に集水されるので、雨樋もエルボを除いて柱の内部収納可能に。結果、屋根下回りがスッキリしてとてもスマートに見えます。
フラット屋根がV字を描き、美しいフォルムのマイポートV(ファイブ)。前後勾配で柱部分に集水されるので、雨樋もエルボを除いて柱の内部収納可能に。結果、屋根下回りがスッキリしてとてもスマートに見えます。
塗装材も手がける四国化成ならではのコーナー、塗り壁実演。お子さんが夢中になって鏝を奮ってました。とても楽しそう♪
木調仕上げのガーデンパーゴラ、ハイパーバトリス。多彩なデザインのパネルと組合せできます。床は木質樹脂のファンデッキHG。今回は高さ調整可能な束柱、アルミ幕板、手すり用ベースプレートなどに仕様追加があります。
アルミシステム塀 アートウォールにも新仕様追加。石材調外装仕上げ材 デザインシートAWを使ったアートウォール Seed。躯体はアルミ製パネルのため、軽くて丈夫。耐震性も非常に高い塀の構造材となっています。 / /
一方こちらはアルミ部材と化粧材で構成される新登場 アートウェールmodern。構造のよくわかる展示となっています。長尺サイズの化粧材パネルが用意されているので、長さがあったり、高さのある現場に対応できます。特に乾式で仕上がるので、工期を短縮するにはもってこいなのですね。

3部構成のEXE2014レポート、「その2」も終わり、いよいよ大詰めとなってきました。残るは西2ホールの一辺。アルミ建材のYKK AP、ブロックメーカー 東洋工業にエスビックなど。GW明けの公開を予定してます。乞うご期待。