奈良県立高等技術専門校
専門校に通う生徒たちが、CADの使いやすさに驚いた!
年配の方から若い方までが通う専門校で、オーセブンCADが使われている。短い授業の中で、直感的に表現できる操作性が高い評価を受けている。
奈良県立高等技術専門校
導入ソフト
ケンブリッジ Ver.11/11台
思い描いた形を表現できるCAD 造園CADの授業は、始めにマニュアルで基本操作を覚える。次に、課題の敷地図を与えられ好きな庭を作っていく。課題を3回ほど続けることで、空間認識能力が身に付くという。生徒の中西さんはこのように話す。「高齢でも使いやすいですよ。これまでパソコンは文字を入力するぐらいでしたが、このCADを使って驚きました。決まったパターンを入力するだけで、パースができあがっていきます」そして、造園計画で石の位置を決める難しさをCADで補っている。「平面では石がおさまっているが、パースで見ると浮いています(笑)パース上で確認できるのは良いですね」造園CADの授業時間は短いが、生徒の皆さんが思い描いた形をCADで描けるようになっている。 |
CAD図面から作り上げる作庭実習 造園技術科では、修了前の授業で庭園製作に取り組んでいる。作り上げた庭は「庭のコンテスト」と題し、生徒同士で入賞者を決めることが毎年の恒例行事だ。今回のコンテストで投票数が多かったのは、中西さんの作品(写真左)。「CADで描いたイメージ通りの庭ができました」と中西さん。庭園製作は、CAD図面と施工の両方の習得が必要だ。作りやすくて日本庭園らしいと、生徒みなさんから評価を受けた。 |
左から今西さんと中西さん。「CADは面白いですよ。出来上がるとうれしいですね」と話してくれた。下のパースは中西さんの作品だ。 |
専門技術の習得から就職までをサポート
奈良県立高等技術専門校は、造園技術科を始め、ITシステム科や家具工芸科など、9科目からなる専門校だ。卒業後は、即戦力として働けるよう専門的な技術を学んでいる。平成28年度の就職率は、全体で9割を超えた。就職活動では、ハローワークと連携し、生徒をバックアップしている。造園技術科は、短期過程1年コースで、庭園設計と作庭技術、樹木の植栽や剪定技術の基礎的知識と技能の習得を目指している。卒業後は、海外で活躍する生徒もいるという。