オーセブンのCAD設計支援現場は、常時20物件前後の作図依頼を抱えておりますが、12月4〜5日にかけて、新規依頼物件35件と仕掛かり物件の合計68件を抱え、その対応に追われました。


作図依頼が入ると同時に、その情報を、社内の設計支援・電子看板(e-Kan/イーカン)へ入力します。これは1年経過後も依頼者の図面データが保管されるために重要な作業で、これを当日の設計責任者が仕切ります。社内では、その作業者を「旗振りさん」と呼んでいます。「旗振りさん」の仕切りかたひとつで、設計部員の残業量に影響がでますので、段取り上手でなければ勤まりません。
◆設計支援作図の様子(本社埼玉)◆
さて、68物件の中身は、新規物件、修正物件、戸建て、分譲団地、マンション・・・さまざまです。そのひとつひとつの物件について、「いつ」「誰から」の依頼で、「なにを」「いつまで」に作図するか、「旗振りさん」から貰い受けた設計担当者は、あらためて依頼者と打ち合わせをします。依頼者の多くが、現場に出向かれ、その合間をぬった打ち合わせになりやすく、ここでも「段取り上手」さが問われます。週の初めに抱えた68物件は、週末までにほとんどを処理し落ち着きを取り戻しました。

CAD作図サービスを開始して2007年2月で12年目を迎えます。「旗振りさん」の遅刻で、打ち合わせや作図開始が遅れると、オーセブンのCAD作図担当者の残業が2割増しになります。作図量の多いピーク時には1ヶ月500物件を超えたこともあり、たかが「段取り上手」、されど「段取り上手」です。