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1996年 作詞 井上陽水 作曲 奥田民生がPUFFYのデビュー作品として書いたのが「アジアの純真」でした。15年前でした。
意味不明の歌詞にも関わらずヒットして PUFFYの代表作にもなりました。
オーセブンの設立が1995年2月。この曲を聞いたとき インターネットの歌だと感じました。そしてネットビジネスの将来に確かさを感じたのを覚えています。


 北京 ベルリン ダブリン リベリア / 束になって 輪になって / イラン アフガン 聴かせて バラライカ 

 美人 アリラン ガムラン ラザニア / マウスだって キーになって / 気分 イレブン アクセス 試そうか

 開けドア 今はもう 流れでたら アジア

 白のパンダを どれでも 全部 並べて / ピュアなハートが 夜空で 弾け飛びそうに / 輝いている 火花のように 

 火山 マゼラン シャンハイ マラリア / 夜になって 熱が出て  / 多分 ホンコン 瞬(マタタ)く 熱帯夜 / 

 開けドア 涙 流れても 溢れ出ても アジア

 地図の黄河に 星座を 全部 浮かべて / ピュアなハートが 誰かに めぐり会えそうに / 流されて行く 未来の方へ / 

 白のパンダを どれでも 全部 並べて / ピュアなハートが 世界を飾り付けそうに 輝いている / 愛する限り 瞬いている

 今 アクセス ラブ

この歌の歌詞についてネットで調べても さしたるコメントもありません。反戦歌であるという評もありました。

1996年という年は 4月ヤフー株式会社サービス開始。ソニーがインターネット接続サービス「So-net」を開始。 9月米Microsoft、「Internet Explorer 4.0」発表。大和総研はプロバイダーの多くが赤字経営と半数以上が厳しい経営状況と分析。12月NIFTY-Serveが接続サービスを開始。NTTが接続サービス「OCN」開始しました。インターネット熱が高まり始めた年だったと思います。

アクセスに料金が掛かり 皆深夜にネットにアクセスするので 若者の多くが睡眠不足に陥っていました。まさに夜11時から料金が安くなりました。

さて アジアの純真にもどりましょう。この歌はインターネットの本質を見事に描いていると思います。検索キーワードでネットサーフィンをしている時 キラキラした好奇心で高まる興奮を描いているように思います。与えられた情報を見るより自分から多様な情報を探りだす楽しさ。さらにフェースブックやTwitterを予感させるように 人と人との出会いや連携のイメージも感じさせます。また来るべき アジアの時代を予感させているといってもいいのではないでしょうか。

そしてネットが広がっていくことで 愛の満ち溢れた世界になるよう期待をした歌ではなかったでしょうか。天才井上陽水が感じる何か未来的な可能性を歌い上げているのではないでしょうか。この歌はインターネット時代の開幕を知らせるファンファーレであり オーセブンにとっては突撃ラッパでした。(天才は全く別の事を歌っているかもしれませんが)