私は姉に電話で 朝日新聞を読んでいるとばかになるから 新聞を取るのをやめなさい。止めてうなぎの一杯でも食べた方が体のためだよと言い続けています。が止めると云いながら一向に止めていないようです。例え読んでいないニュースでも新聞を読んだかのように反応をするのを、私は 朝日新聞症候群と呼んでいます。
半世紀も朝日新聞を読んでいれば 頭の中が朝日新聞的になってしまうでしょう。宗教に似ています。朝日新聞教です。毎日の情報が正しく伝えられていれば問題なしですが これが違っていたら 大問題ではないでしょうか。現在のマスコミを７０年前の大本営発表の時代と同じだと云っている人がいます。
新聞だけではありません。テレビのニュースショウでは 各放送局では ひな壇にミニスカートの可愛い女の子を並べて見せるニュースショウとか ◯◯もん◯のように ニュースにたっぷり塩コショウをしてスパイシーなお話にするなど 同じ素材のニュースの見せ方に知恵を絞ったショウになっています。同じソースのニュースを違った物に見せるために各局、苦労しているのでしょう。
新聞やテレビのニュースは政府の管理下にあるといえます。勝手な報道をすると「オフレコだぞ、書いたら終わり」と恫喝される状態です。報道の自由があるとは云えません。私達が出来ることは 新聞を取らないこと テレビを見ないことですね。最近若者のテレビ離れが始まっているというニュースもあります。良いことではないでしょうか。
英エコノミスト誌でニュース業界はインターネットに導かれ、マスメディア以前の時代に回帰していると書いています。
新聞やテレビの代わりに、ネットで自らニュースを拾い出すことで 世界を知ることができる時代です。 ネットには極端な意見もありますが 取捨選択して自由に考えられるようになります。マスコミに依存すると朝日新聞症候群になるのが落ちです。
一連の原発事故の報道では御用学者と御用マスコミを知ることになりました。私達がちょっと努力をすれば、ネットから真相を探し出すことができます。与えられるニュースから発見するニュースへ変化することで、騙されることなく、多様な価値観を許容する社会が生まれてくるのではないでしょうか。期待したいですね。
