【コラム】2012/02/11
頭の南北が逆なんです。
夜、ほろ酔い加減で 家路に帰るときなど 意識していないと反対側に歩いています。スマートフォンの地図を 立って歩く3次元の世界に展開するとき どうしてもスムースにいきません。 おもしろい体験ですが困っています。始めての体験が重要だと身にしみています。
パソコンも似たことがたくさんあります。始めてパソコンに触る時 緊張して壊してはいけないと自在に手が出せませんでした。先ず最初の刷り込みに失敗することです。このため触ることが怖くなってしまうことがあり勝ちです。
CADにもあります。2次元の製図台と同じ感覚でいたのに 3次元の展開が違っていてどうしてもそれを乗り越えられない人がたくさんいます。自分なりの3次元空間の作り方とCADのそれがちがっていたのでしょう。
最初のCAD操作の時が大事です。この時上手く乗りきれるとその後の操作が何の抵抗もなく上手くいきます。Vector WorksよりオーセブンCADの方が簡単ですからオーセブンCADから始めるのがいいのではないでしょうか。
パソコンはブラックボックスです。文字の配列したキーボードとマウスで操作します。つまり指で動かしたり叩いたりして 2次元や3次元の表現物を作っていきます。いろいろな操作を何度も何度も繰り返し繰り返し作業することで キーボードやマウスを通じてブラックボックスへ神経がつながるようになっていきます。叩けば反応が帰ってきます。その繰り返しで 自分の中に自分なりのブラックボックスが出来上がってくることになります。
iPadやiPhoneなどは指で触って操作するために 自分なりのブラックボックスが作りやすくなっていると云えます。
パソコンに慣れるにはとにかく触ることが 一番の解決方法です。ピアノやギターと同じです。頑張りましょう。
