名称未設定
DNS Changerというウィルスが2007年ごろから2011年末まで猛威を振るっていました。

 このウィルスに感染すると、DNSというインターネット住所録のようなものが、(悪意ある)特定の住所録だけを見に行くように改ざんされます。
 それにより、通常のウェブ閲覧を行っているときに表示される広告などが悪意あるものに置き換えられ、また悪意あるソフトウェアを(分からないような表示で)インストールするように仕向けるという挙動をしていました。
 過去形なのは、2011年11月にFBIがその悪意あるDNSを差し押さえ、正しく動作するものに入れ替えたため、それ以降の被害報告はなくなりました。


 正しく動作するようになったので一件落着、とはいかず、もうひとつ、問題が残っています。

 差し押さえられたDNSサーバーはいつ停止されるのか。

 差し押さえてすぐに停止するとインターネットに繋がらない人が膨大に発生するということで、期間延長もしつつ、今年の7月9日に停止することが決まっています。
 感染しているか調べるのは今まではちょっとだけ難しい操作をしなければ分かりませんでしたが、JPCERTがアクセスするだけで感染しているか分かるページを作ってくれましたので、ぜひ一度、訪れてください。

  DNS Changer マルウエア感染確認サイト

 ◎の人は何も問題がありません。
 もしも、赤い×が出たら、駆除か、駆除できなかったらフォーマットしてすべて入れ直しが必要になります。


  ↓正常なら◎の画面が出ます。


非感染