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オバマが大統領に再選されました。今回大統領選挙ではオバマ陣営がインターネットの活用を前回以上に巧みにかつ計画的に活用しました。TVでは誹謗中傷で悪口を ネットでは親しくささやくという戦法が上手く云ったのでしょう。

今回の選挙は 広く普及し始めたデバイス(スマートフォン タブレット)とFacebookやTwitterなどのSNS、SMSを上手く使うことで候補者をより身近な存在にすることに成功したのでは無いでしょうか。

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オバマは 15分に1回くらいツイッターをしていました。本人も直接ツイートしました。またミシェル夫人のTwitterにも人気が集まり、副大統領も参加していました。
ざっくりですが オバマは8000つぶやき 70万フォロー 2200万フォロアー
ロムニー 1300つぶやき 300フォロー 170万フォロアー でした。
オバマのフォローアー2200万人のリツイート、絶え間ないツイートは全米へ広まって行ったことでしょう。2人のテレビ討論会では約1時間当たり1,000万ツイートがあったということでした。

投票日当日 米国では一番加入者が多いFacebookには選挙のコメントが、7170万件、「いいね!」が過去最高だったと発表した。有権者数が2億人ならかなりの数だと云えます。

ホームページは、両者寄付をお願いするサイトでもあります。オバマ大統領はタブレットに対応し狭い幅の画面でFacebookやTwitterとの連携を強化しました。前回ネット選挙で当選したIT選挙巧者を見せ付けています。考え尽くされたホームページとしても参考になります。
ロムニー候補のホームページは従来型に近い形のホームページでした。

今回の選挙では広告費の上限が撤廃されました。テレビでは相手の誹謗中傷が連日行われたそうです。しかし今回、広告費がテレビや新聞からネットの方へ回されたと云えます。テレビや新聞などの従来メディアより、ネットの方が投票行動に影響力を持ってきたからではないでしょうか。

一方我が国ではいまだに選挙期間中ネットが使えない状態です。法律の改正も進んでいません。老獪な政治家にとってネットは不利な道具だと感じ、導入させないことで、選挙から若者を排除するのに役立っているかもしれません。各政党のホームページを見ても選挙戦近しというほど緊張感のあるものにはなっていません。
日本の政治家は今後も辻立ちと どぶ板で汗を流す選挙運動を続けていくのでしょうか。