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IT化の成長と拡大は 職場から始まり 個人に普及し 最終的には家族全員で共有するような発展を遂げるのではないでしょうか。デスクトップが職場の机に並び仕事といえばキーボードを叩くという人が増えました。パソコンがポケットの中に納まり何処でもネットにアクセスできるようになり世界中にIT化が広まりました。タブレット等の販売台数はパソコンの2倍になり急激に普及しています。

グーグルから最近Chromecast (HDMIストリーミングメディアプレーヤー)が35ドルで発売されました。AppleTVと同じものですが値段は半値以下です。アップルが何もしない間にGoogleが迫って来ました。タブレットなどから居間のTVに映すことで何を変えようとしているのでしょうか。

B to Bで始まった職場のIT化はこの20年完全に普及しました。さらに職場での情報処理の主役だったデスクトップがWiFi等の通信技術の進歩とクラウドの登場でタブレットやスマフォに市場へ ウエイトは移って来ました。

デスクトップが仕事中心だったものが ポケットに収まったスマフォは一日中のお付き合いになり その使用時間で比べれば数倍になり濃密になったといえます。

電話の機能が付いているスマフォは 個人と個人の繋がりは強まり FacebookやTwitter、LINEなどのアプリが急激に普及しました。現在の情報化は個人の繋がりが中心になってその関係が広がっている段階と云えます。

情報化が個と個の繋がりが強まっても 家族の情報共有という点では問題を残しています。

亡くなったスティーブ・ジョブズ氏が考えていたと云われるAppleTVとは何だったのでしょうか。 スティーブ・ジョブズがやり残したのは まさに家族の情報共有化ではなかったでしょうか?買物やゲームなど個人のものになってしまい 家族で楽しむことが少なくなってきたことに危機感を感じていたのでは無いでしょうか?

Apple TV や Chromecast は残された B to F(Family) の関係を強化するためのものではと思います。小さいプライベートな買物ならいざしらず 庭や住宅のような大きな買物は家族全員で見れる 居間のTVで見たいものです。その生活シーンの方が話に花が咲くことでしょう。居間にある大きな画面で 家族全員が揃って話が出来るようになったらどうでしょうか。

情報化社会は B to B B to C で始まり B to F へ向かい始めたのではないでしょうか。 1億円の優勝賞金を棒に振っても子供の出産に立ち会うプロ・ゴルファーがニュースになっていました。 アメリカ社会のファミリー志向の強いところでは B to F へ大きく舵をとることになるのに時間はかからないでしょう。早晩日本でも普及することに成るでしょう。

今 情報化社会は 新たな扉を開け始めているといっても過言ではありません。 B to F のアプリやビジネスがどんどん開発されてくるでしょう。私たちのビジネスは B to Fを待っていました。そして私たちのIT化はその時にこそ 必要になるのでは無いでしょうか? そして 今は その準備期間であり 即対応できるように準備を怠らないことが大事になっていると考えられます。