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オーセブンの創業時に大きな助けになったのは アップルのマッキントッシュ、エプソンのA3カラープリンター、そしてNTTの民営化でした。その中でも大きな流れを作ってくれたのは NTTの民営化でした。

インターネット創成期では、NTTの担当者ですら ネットの配線を間違っていたような時代がありました。この頃は深夜割引があり すぐに寝不足と分かる若者が多くいました。ネットの普及期はパソコンの購入とネットは同じ事でした。そして仕事場にもパソコンがどんどん入って行った時代です。

Googleが通信事業に参入するというニュースがありました。狙いは高止まりしている通信費用を下げ、ネットにアクセスできる人を増やし、さらにスピードをあげる狙いがあるということです。

通信費用は月々の支払いになるため可処分所得の問題になります。シビアな問題です。ちょっと頑張っていいマシンを購入したとしても、月々の支払いは家計に響く事になり慎重にならざるを得ないということです。

AppleのiPhoneは高価ですが 利用者は無料のアプリを使い通信もLINEを使っています。貯金をはたいてぎりぎりのパソコンを買い深夜割引で眠い目をこすりながらネットを楽しんだあの時代と何も変わっていない状況があります。アメリカでは寡占状態の通信会社が通信費を下げないため通信費用に負担を感じ、利用者がふえないということになります。

もっとスマートフォンやタブレットを購入してもらうには 安い製品を提供するだけでは限界があります。GoogleのAndroidはシェアこそ大きくとも、製品としてAppleを超える事ができません。その原因の一つが通信費用ということになります。

多くの人が使い始めると 商品の価格競争が起こります。Androidで圧倒的シェアを持つGoogleがAppleとの熾烈な競争に勝つには 誰でも使えるインターネットが前提になるということです。そしてそれを実現するためにGoogleは通信事業に参入しようとしているのではないでしょうか。

また通信技術の改革はまだまだ開発余地があり 同じ回線で 数倍 数十倍の通信量を送れるようになります。Googleなら可能なことではないでしょうか。そして日本にも参入してさらに安い料金でネットが使えるようにしてほしいとおもいます。現代のインフラとして全ての人や産業にとって通信費のダウンは強く望まれるところではないでしょうか。